第14話
佐藤和正にとって、式守重三は尊敬すべき先達だった。
刑事として、また人として。
「本日からお世話になります! 佐藤和正です! よろしくお願いします!」
「おう。生きのいいのが入ったな。その調子で頼むぞ」
第一印象は魚屋のおっさんだった。
実際重三の見た目は刑事よりも魚屋の店先に立っていた方が似合いそうな、そんなおっさんだった。
酒飲み特有の赤ら顔に、和正よりも頭一つ分低い背。
大丈夫なんだろうか、この人は?
と、本気で先行きが不安になった。
しかし、そんな和正の不安はすぐに払しょくされる。
重三は見た目こそそこらの魚屋の店主みたいだったが、中身は優秀な刑事だった。
重三の後をついて行くだけで、和正は刑事としてぐんぐんと成長していくのが自覚できた。
重三は叩き上げのベテランであり、後輩を指導するのがうまかったのだ。
だけでなく、人間としてもよくできていた。
「俺ら刑事は犯人捕まえるのが仕事だ。正義だなんだ、法律がなんだってのは、俺らの考えるこっちゃねえ」
「ですが、刑事が正義を掲げないでどうするんですか?」
「俺らが正義なんじゃねえ。俺らが犯罪者確実に捕まえることで、犯罪者を増やさないようにすんだよ。正義を執行するんじゃねえ。悪を増やさないようにする。悪いことすりゃ、警察に絶対捕まるって思わせることができりゃ、そうそう悪いことはできねえだろ? 俺たちゃ、正義の味方なんかじゃねえが、悪の抑止力くらいにはなれるわな。そう思えば迷わずにすむ」
それは、いじめを受け続けた少年が、犯人として捕まった殺人事件の時に重三が和正に語ったことだった。
その少年が殺したのは、長年少年をいじめ続けていたグループの主犯格だった。
度重なるいじめに耐えられなくなった末の犯行。
少年は被害者だった。
その少年が加害者となった。
連行されていく少年を見送った和正は、これでよかったのかと、自問自答していた。
その答えが、先の言葉。
それを聞いて、和正は納得した。
事件の顛末についてではない。
ああ、この人もまた、答えを出せてはいないのだと。
重三もまた、答えを出せていない。
自らの行いが本当に正義なのか否か。
それでも前に進むために、重三は正義を語るのではなく、悪を増やさないようにすると言ったのだと、和正は納得した。
同時に自分もそうあろうと決意した瞬間でもあった。
重三と共にいくつもの事件を追っていくうちに、和正は重三の養子である優とも面識を持っていた。
顔を合わせる機会はそう多くなかったが、普通の娘という印象だった。
悲惨な過去を持っているとはわからないほど。
重三の人となりを知っている和正は、彼のおかげで優が辛い過去を乗り越えたのだと思っていた。
優の手によって重三が殺されるまでは。
「和、重三さんを殺したのは、優ちゃんで間違いなさそうだ」
「先輩。どうして」
「わからん」
和正は先輩刑事と二人で、優の足跡を追った。
「優ちゃんはどうもよからぬ組織の中に入り込んでいるらしい」
そして先輩刑事が持ってきたのは、全容不明の謎の組織に関する調査書。
そこには信じられないようなことが数多く書かれていた。
違法武器の製造販売。
殺人とその証拠隠滅。
その他にもいくつもある黒い話。
それらはあるゲームへと繋がっていた。
「一介の刑事が手出しできる案件じゃない。が、この組織の全容を明かすことができれば、自動的に優ちゃんの身柄も拘束できる」
資料には、組織のパトロンに海外の大物政治家や資産家が名を連ねているらしいと書かれていた。
その中には、海外だけでなく、日本の政治家や資産家もいるとも。
先輩刑事の言う通り、一介の刑事が手を出せる案件ではない。
正攻法で挑むのであれば。
「覚悟はあるか?」
「もちろんです」
先輩刑事の問いかけに、和正は即答した。
そして、その日のうちに二人は辞表を提出した。
刑事であることをやめ、ただの一般人となって組織に潜入する。
失敗すれば後ろ盾はなく、危険は大きい。
しかし、それでも和正たちは重三の仇を討つため、そして何よりも誰がどう見てもわかる巨悪に立ち向かうため、それぞれ別口から組織に潜入することにした。
そして次々と明らかになる組織の実態。
エスケープシープゲームと名付けられた、頭のおかしいゲームを開催している組織。
そのゲームでは、集められた人々が殺し合う。
そして、狼と名付けられた殺し屋は、組織が開発している新型兵器を使用する。
その性能を披露するために。
ゲームの様子は参加者がつけている首輪につけられた小型カメラや、定点カメラによって配信されていた。
特別な会員向けに。
その特別な会員は、羊と呼ばれる参加者たちに掛け金をベッドする。
生き残るかどうかを賭けているのだ。
それと同時に、狼に持たせられた兵器の買い付けができる権利もまた、買い取っている。
このゲームは悪趣味な金持ちが人の命で賭け事をし、兵器の実証実験とその有用性を発表する場。
それらの情報を和正と先輩元刑事の二人は警察に密かに流し続けていた。
しかし、組織はついに和正の行動に気づいたようだった。
組織の下っ端構成員として潜入していた和正に、上から急にゲームの狼をやれというお達しが来た。
和正はそれまで組織で荒事に従事したことはない。
であるにもかかわらず、ゲームの重要な役どころである狼を任せる理由。
和正の脳裏に粛清の二文字が浮かんだ。
逃亡を試みようとも思ったが、その時にはすでに逃げられない状況に追い込まれていた。
その組織の動きで、和正は組織が自分のことを潜入捜査官だと見破ったのだと確信した。
同時に、生きてゲームを終えることはできないだろうとも。
だから、和正はゲームが始まってから、好きに動くようにした。
どうせ生きて帰れないのならば、せめてあがけるだけあがいておこうと。
ゲームはパトロンである特殊な会員が閲覧している。
そのため、ゲーム中に下手に始末されることはない。
露骨に狼を始末するような動きは、ゲームを閲覧して楽しんでいるパトロンたちには受けないからだ。
であるならば、ゲームの中に限り和正は好き勝手に動くことができる。
そして、和正は二つの目標を掲げた。
一つはできるだけ多くの参加者を生かして返すこと。
ゲームの参加者である羊の大半は無理矢理このゲームに参加させられている罪のない人たち。
中には罪を犯してゲームに参加させられている人間もいるが、だからと言ってこんなゲームで殺していいはずがないと和正は思っている。
どんな凶悪な犯罪者であろうとも、きちんとした司法の場で裁かれるべきだ。
だから、和正は狼でありながら他の狼を裏切り、羊の側につくことを初めから決めていた。
まさか初日からその羊に襲撃されるとは思っていなかったが。
そして二つ目の目標が、狼一号こと式守優の殺害。
どんな犯罪者でもしかるべき司法の場で裁くべきだと和正は思っている。
それが亡き重三の理念でもあった。
しかし、ここでリタイアする和正に、優の手に手錠をはめる機会はもはや訪れない。
だから、和正は最後に刑事としてではなく、人として、恩師を殺された人間として、優と向き合うことにした。
それが最後のわがまま。
正義も悪も考えずに、心のあるがままに選択したこと。
刑事失格だなと、和正は自嘲する。
しかし、それでも止まることはない。
「式守優!!」
そして今、目の前にその怨敵が存在している。
ためらう必要はない。
和正の叫びに、優は大きな反応を示さなかった。
ただ、興味がなさそうに手に持つマシンガンの銃口を和正に向ける。
その動きはなめらかで、まるで躊躇を感じさせない。
人が人を殺すときに感じるだろう、どんな感情もその動きからは感じ取れない。
人が人を殺すというのは、とてつもないエネルギーを要する。
それは人を殺すという意志。
それを実行しようと決断するのに、莫大なエネルギーを消費する。
覚悟、決意、義務、快楽。
理由は様々だが、そこには何らかの強い意志や感情がなければならない。
優にはそれがない。
殺人を決行するために必要なエネルギーが、常人とは比べ物にならないほど低い。
それが殺人鬼式守優が殺人鬼たるゆえん。
和正は向けられた銃口を避けるように、目の前にある大きな天体模型の陰に身を隠した。
落下すれば人一人を軽く押し潰してしまうような重量を持った大きさの天体模型だ。
長身の和正の体でも隠すことができる。
直後響き渡る、破砕音。
和正が身を隠した天体模型に弾丸が撃ち込まれる音。
これがただの天体模型であったのなら、中身は空洞で撃ち込まれた弾丸は貫通して和正の体に届いていたかもしれない。
しかし、その天体模型の内部には、発光装置のほか、ホログラム映像を投射するための装置なども組み込まれていた。
そのため中身は詰まっており、弾丸はそれに阻まれて貫通しなかった。
和正はそれを確認すると、天体模型を全身を使って押し出し、転がした。
大玉転がしの要領で天体模型を転がし、盾にしながら質量兵器としてそのまま優に突っ込ませるつもりだ。
優はその和正の行動に対して、別の天体模型の陰に隠れることによって対処した。
まるでビリヤードのように天体模型と天体模型がぶつかり合う。
が、そこはビリヤードの玉と違って重量のある天体模型同士。
弾かれ合うことはなく、重い音を立てて砕ける。
粉塵が舞い上がり、和正と優は互いに別の天体模型の陰に再び隠れた。
「なぜだ?」
互いに相手の出方を窺う中、和正はずっと疑問だったことを聞いていた。
「なぜ、重三さんを殺した?」
和正にはどうしてもわからなかった。
和正の目から見て、重三と優の仲は決して悪くはなかった。
身寄りのない、過酷な過去を背負った優を、重三は懸命にまっすぐ育てているように見えた。
その恩を仇で返した優の動機が、和正にはわからなかった。
「恋人探しの邪魔になりそうだったので」
返ってきた答えは、和正には理解不能なものだった。
そして悟る。
式守優という人間は、常人では理解できないロジックで動く存在なのだと。
和正は潜入調査の過程で、優が過去のゲームに参加していることを突き止めていた。
そして、どれだけの成果を上げているのかも。
その時から頭の片隅に懸念はあった。
それでも、信じたくはなかった。
何かよっぽどの理由があって、重三は殺されたのだと信じたかった。
そうであれば、納得はできなくとも、心の折り合いをつけることはできたかもしれない。
しかし、優の口から語られた理由は、およそ和正の理解できない内容だった。
そんな理由でと、怒りを感じることもできない。
ただただ理解不能。
どう解釈すればそれが重三を殺す理由になるのか、全くわからない。
それに納得のいく説明をつけるには、優は初めから理解の及ばない人間だと思うしかない。
重三に育てられながら、どうしてこんなものになるのかと、和正は信じがたかった。
和正は覚悟を決めた。
優を殺すということは決めていたことだったが、それでも躊躇はあった。
他ならない重三が育てた養子。
仇を討って優を殺して、はたして重三は喜ぶだろうかと考えると、絶対にそんなことはないと言い切れる。
どんな重罪人だろうとしかるべき司法の場で裁かせる。
それが重三という刑事の生き方だった。
それを曲げて私刑を敢行するなど、重三は望まない。
しかし、和正は今この瞬間確信した。
その重三の信念を曲げてでも、優は殺さなければならないと。
異常。
優はその存在そのものが悪。
生きているだけで人に不幸をまき散らす害悪。
そう、和正は確信した。
だからこそ、ここで殺さなければならない。
しかし、その決意もむなしく、和正は横から手を引かれてその場を後にすることになった。
背後から銃弾が地を穿つ音が響く。
それから逃げるように建物の外に飛び出した。
「何やってんですか。死にたいんですか?」
和正の手を引いて逃げ出した少年、浩司が呆れたような視線を向けた。
浩司が和正と一緒にいるのは、監視の意味合いが強い。
和正は昭信が率いる混成チームに貢献するために、食料の確保役に名乗り出た。
そのお目付け役として同行したのが浩司だった。
「冷静になってくださいよ。あんな銃に勝てるわけないでしょうが」
浩司の言い分は尤もだった。
和正の狼として支給された武器は光る剣。
どういう原理で物を切断しているのか、和正にもわからないが、その切れ味は耐熱耐衝撃性能を有したゲートキーパーである狼の防具を切り裂いたほど。
接近戦では狼の武器の中でも最も殺傷力のある武器。
だが、それは接近できればの話。
剣が銃に勝てないのは、歴史が物語っている。
もし剣で銃に勝てるのであれば、世界中の軍隊は今ごろ剣を標準装備にしているはずだ。
しかし、現実にはそんなことはなく、銃が装備されている。
つまりはそういうこと。
剣の届かない距離から一方的に攻撃できる銃相手では、いくら切れ味鋭い剣を持っていようと、近づく前に殺されてしまう。
一見、和正の持つ武器はとんでもない代物に見えるが、実戦では役に立たない。
「すまん」
浩司の文句に、和正は素直に謝罪の言葉を口にした。
重三の仇を前に、冷静さを失っていた自覚はある。
あのまま戦っていれば、敗北していたのは和正の方だった。
彼我の武器の差がそのまま戦力差となっている。
近づけなければ意味のない和正の武器では、優の持つマシンガンには敵わない。
使われている技術の高さはどうあれ、実戦で役に立たない武器を渡されているあたり、運営は和正のことを殺す気満々なのだ。
「焦らないことです。きっとそのうちチャンスは来ますよ」
「だといいが」
和正は額の汗をぬぐった。
短い時間だったが、極度の緊張からか和正は大量の汗をかいていた。
そんな自分の状態に、たった今気づいた。
「とりあえず、ここで食料を調達するのは諦めましょう。今からならまだ別の場所に行けば間に合うかも」
「そうだな。そうしよう」
昭信たちが拠点にしているのは隣の遊園エリア。
和正たちが未来エリアの食料配給場所に来たのは、同じ遊園エリアの配給場所よりもこちらの方が若干近かったから。
今から急いで遊園エリアに戻れば、まだ食料は確保できるかもしれない。
昭信たちのチームは人数が多いし、食料はその分多く確保しなければならない。
和正は優のいる宇宙館を一度だけ振り返り、移動を開始した。
勝てる算段が付いたら、必ずリベンジを果たすと心に誓って。
和正は知らない。
和正のまさに隣に、和正相手にリベンジを誓っている異常者がいることを。
虎視眈々と、チャンスを見計らっていることを。
優が大吾の元に戻った時、大吾は心底ほっとしたような表情を浮かべた。
他の参加者を始末していたり、思わぬところで裏切り者の狼である和正と遭遇したりで、だいぶ時間がたっていた。
そのせいで大吾に心配をかけさせていたようだ。
「遅いから心配した」
「すいません。食料はちゃんと確保できたんですけど、これを探すのに手間取っちゃって」
優がこれと言って指差したのは、食料のケースをいくつも積んだ台車。
工事中の現場に放置されていたものを、拝借したものだ。
もちろんこれを探していたから遅くなったわけではない。
この台車は本当にたまたま見つけたもので、時間をかけて探し出したわけではない。
「すごいじゃん」
台車に積めるだけ積まれた食料の入ったケースを見て、大吾は感嘆の声を漏らした。
それに優はドヤ顔で答える。
大吾は優のことを見た目よりかは度胸の据わった女の子くらいに見ているが、その中身は知らない。
だから、危険な狼がうろつく外に出て、これだけの成果を上げたのを心の底から凄いことだと思っている。
実際には、その危険な狼こそが優なのだが。
その狼によってこの未来エリアにいる参加者があらかた駆逐されたことを、大吾は知る由もない。
今や食料を総取りできる立場にいるのだから、この成果は当然のことだった。
そんな惨劇を起こしたことを感じさせない、褒めて褒めてと言いたげな表情の優。
そんな優の頭を、大吾は苦笑を浮かべながらくしゃくしゃと乱雑に撫でまわした。
「うわっぷ。酷いよ。これじゃナデポできないよ!」
プンプンと怒りながら乱れた髪を整える優。
言うほど怒っていないし、むしろ大吾の方から接触してきたというのはかなり進展したのではと、内心喜んでいるのだが、ここで問題が。
優も大吾もここ数日風呂に入っていない。
つまり、優の髪は現在洗われていない、非常に触り心地の悪い状態になっている。
その頭を撫でられた。
不潔だとか思われなかっただろうかと、優はそのことが気になっていた。
体臭も気になる。
血と硝煙の臭いがしてこないかどうか。
「よし。せっかくの戦利品だし、さっそく食べよう」
そんな優の心配は杞憂に終わった。
今さら汚いだとかなんだとか、その程度のことを大吾が気にするはずもない。
優と大吾は少し遅めの朝食をとった。
ピロリーンという電子音。
食事の最中に鳴り響いた、ミッションを告げる音。
大吾が慌てて食事を中断し、スマホを確認する。
『ミッション!
やあ! そろそろ人数も減ってきたね! 寂しくなっちゃうよ!
だから、みんなが寂しくならないように、集まってもらおうと思うんだ!
この前二つのエリアが使えなくなったけど、な、なんと! 今度は三つのエリアが使えなくなるよ!
しかも今回は強制だ!
未来エリア以外のエリアは12時以降立ち入り禁止になるからそのつもりでね!
みんな未来に向かってゴー!
これで寂しくないね!』
相変わらずのふざけた文面には、信じられないことが書いてあった。
大吾はその内容を見て動揺している。
優もまた、少なからず動揺していた。
エリア封鎖はこのゲームではよく使われる手法だ。
ゲームが後半になればそれだけ参加者の数が少なくなり、フィールドに対しての人口密度が少なくなると、相対的に他の参加者や狼との接触が少なくなってくる。
それを防ぐために、活動できるエリア自体を狭くすることで、再び人口密度を高める。
しかも、立ち入り禁止区域になる場所にいる参加者は、否が応でも移動せざるをえなくなり、引きこもり戦法ができなくなる。
参加者を強制的に動かし、それによって硬直したゲームの盤面を動かす。
ゲームを面白おかしくしたい運営の意地の悪い手法。
しかし、いくらなんでも封鎖するタイミングが早すぎると、優は焦った。
ゲーム開始から今日で四日目。
ちょうど折り返し地点。
そして、まだ折り返し地点。
六つあるこの人工島のエリアを、優たちのいる未来エリアを除いた全てを封鎖するには、早すぎるタイミングだ。
生き残っている羊と狼が全て未来エリアに集結する。
そうなれば、荒れた展開が待っているのは誰でも想像できる。
優の脳裏に、主催の一人である臙脂の嫌らしい笑みが浮かぶ。
優は想像の中で、その顔面にパンチを繰り出した。
ピロリーン。
再び鳴り響く電子音。
大吾の手の中でスマホが新たな画面を表示する。
『ミッション!
そうそう。さっきは言い忘れちゃったけど、どうやらこのゲームに招かれざるお客さんが紛れているようなんだ!
そんなイレギュラーにはご退場願おう!
というわけで、羊に成りすましているイレギュラーを見つけて殺しちゃおう!
見事イレギュラーを始末できたペアは、その瞬間ゲームをクリア!
特別賞金5000万円を進呈して、ゲームから脱出できるよ!
イレギュラーを頑張って見つけ出そう!
けど気を付けてね!
そのイレギュラーはこわーいこわーい狼が守ってるから!』
そのメールが、新たな局面を生み出す。
イレギュラー、大吾を狙って、羊たちがその牙をむく。
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