第27話 ココア色の逃げ場所


 人を外見で判断するな、とはよく言うが、果たして外見とはなんだろう。

 目鼻顔立ちというのであれば、それはバランスの問題に過ぎない。美醜の価値観は時代によって違うし、人それぞれ好みというものがある。そして美しい人が必ず清い心を持っているというわけではないし、醜い人が常に悪い人なわけもない。


 しかし、僕たちは得てしてそう考えがちだ。

 美人は正しく、強面は悪人で、いじわるそうな顔をしている人には近づかない。外見は中身の一番外側のことを言う、なんて言葉があるくらいだ。他人を判断するための材料として、外見は大きな比重を占めている。


 話は変わるが、ここアルベルタは冒険者の街であり、冒険者の多くは独り身である。彼らは自炊ではなく、外食を主としている。うちのように迷宮からほど近い場所にあると、毎日の食事選びに疲れた冒険者がふらっと立ち寄ることも多い。それに、アーリアル学院に通う生徒が、気晴らしにやって来ることもある。うちは喫茶店だけれど、大きなくくりで言えば飲食店だ。つまり、食事も用意している。


 そういったお客さんによって生み出された忙しない時間を終えた店内は、ずいぶんと落ち着いていた。

 近所の奥様が3人ほどでテーブルを囲んでいるのと、いつものエルフのお姉さんが、分厚い本を読んでいるくらいだ。


 僕が積み重なった食器と調理器具とを洗い終え、ほっと一息ついたときだ。乱暴な音を鳴らしてドアが開かれた。


 そこにいたのは黒い壁だ。いや、壁に見えるほどの巨躯だった。

 窮屈そうに体を傾けて、彼は店内へ入ってきた。


 黒い体毛はつやつやと光を反射している。顔は、そう、例えるなら豹だろう。まさに獣人というべき、威風堂々とした外見だった。腕まくりをしてラフに着こなした白衣が、よく映えていた。

 彼は入り口に立ち、じろりと店内を見渡す。


 奥様方の姦しい声はぴたりと止まり、エルフのお姉さんがぺらりと本をめくる音が、やけに響いて聞こえた。

 黒豹の彼は、ゆっくりとカウンターに向かってくる。僕は彼に向き合った。


「ドゥカさん、いらっしゃいませ」

「……ああ」


 ドゥカさんは鼻のあたりに皺を寄せた。奥様方の方から小さく悲鳴があがった。2mを越える体躯に、肉食獣そのままの外見なものだから、威嚇されているようにしか見えないだろう。


 しかし、ドゥカさんとしては別に威嚇しているわけではなくて、彼なりに挨拶をしてくれただけなのだった。むしろ、愛想笑みくらいのはずだ。

 僕が席を勧めると、彼は窮屈そうにゆっくりと腰を下ろした。

 彼ほどの体重を支えるには、僕の店の椅子では不安が残るのだろう。僕も不安だ。


「今日は何にしますか?」


 僕が尋ねると、彼はさっと店内に目をやった。こちらを窺いながらひそひそと話していた奥様方が、さっと口をつぐんだ。エルフのお姉さんはこちらを気にしてもいなかった。

 ドゥカさんは奥様方とエルフのお姉さんを見て、少し不満げに鼻のあたりに皺を寄せる。


「……アレを頼む」

「良いんですか?」

「ああ、アレだ」


 彼はそう言って腕を組んだ。黄金色の瞳が僕を射抜き、牙が覗いて見えた。奥様方の席から悲鳴があがった。

 僕はそっとため息をついて、棚から挽いたばかりのコーヒーの粉を出し、サイフォンの準備をする。



 コーヒーカップを用意しながら、僕はドゥカさんに声をかける。


「お仕事はどうですか?」

「忙しい。昨日は4人ほどヤったよ」


 奥様方の席からガシャンと何かが倒れる音が響いたが、僕は目を向けないようにつとめた。


「それは大変でしたね」

「命知らずの馬鹿が多くてな。一人は腕を落とすしかなかったが、命が残っただけでも運が良かった」


 奥様方の席でパリンと何かが割れる音がしたが、僕は何も聞こえないフリをしておいた。

 常に保温状態にしているポットから、フラスコにお湯を入れる。ランプに火をつけて、フラスコを温める。僕の動きを、ドゥカさんは真剣な目で見つめている。


「前から気になっていたのだが」

「どうしました?」

「コーヒーを淹れているその器具は……医薬品や魔法薬をつくるためのものだろう?」


 そこに気づくとはさすが。


「ついに知られてしまいましたか」

「う、うん?」

「知られてしまったからには、生きて返すわけにはいきませんね」

「うん!?」

「冗談です」


 お湯が沸騰したフラスコにロートを差し込んで、下のランプを消す。

 そう、この世界ではコーヒーの淹れ方にこだわる人なんて存在しない。コーヒーはまだ、嗜好品という立場を確立していないのだ。


 粉末状にしたコーヒーに直接お湯をそそいで、濾して飲むというのが主流だ。布を利用したドリップ式ですらない。ひどいときは濾さずに飲む。眠気覚ましの効能だけを求める冒険者に至っては、実をそのままかじる。


 冒険者がそうしてコーヒーを利用するのはまだ理解できる。迷宮内でいちいちサイフォンやドリップの手間なんてかけられないだろうし、コーヒーの香りや味を楽しんでいられる状況でもないだろう。

 しかし、至って普通の人々ですら、コーヒーをおいしく飲むということに無関心なのはどういうことだろうか。


 僕はこの街を探し回り、薬品調合の機材として存在していたこの器具を見つけた。回復薬とか、実験薬とか作るためのものだ。それを改造してもらって、コーヒーサイフォンとして利用しているのである。


 そういったことを滔々と話すと、ドゥカさんはすごくあきれた目で僕を見ながら、うんうんと頷いてくれた。


「その熱意がどこからきているのか、不思議だ」

「熱意はどこからかくるものじゃないんですよ。身のうちから燃え上がるものです」


 温めておいたカップにコーヒーを注いで差し出すと、ドゥカさんの眉間にかなりの皺が寄った。


「はい、どうぞ」

「ああ……」


 奥の席から、こちらをちらちらと窺う奥様方の視線を感じる。エルフのお姉さんは物憂げに窓の外を眺めている。

 ドゥカさんはぐっと歯をかみしめ、コーヒーを口に運んだ。


「ふぐっ」

「ふぐっ?」

「ああ、いや……やはり、いつものコーヒーは美味いな。いつも飲んでいるこのコーヒーがないと一日が始まらないんだ。やはりいつも飲んでいるからな」

「もう昼下がりですけど」

「ああ、美味すぎて頭痛がしてきたな。心拍数も少しあがったみたいだ」

「それ大丈夫ですか」

「大丈夫に決まっているだろう。私は医者だ。自分の体のことなど手を取るようにわかるよ」


 にやりと笑うドゥカさんは、「獲物をいたぶり殺すことがこれ以上なく楽しい」とでも言いそうな凄みのある顔だった。コーヒーの苦みでしかめ面になっているのを、無理に笑顔にしているせいに違いなかった。

 あまりの迫力に奥の席で奥様がひとり、ふらりと机に倒れ伏したのが見えたが、僕は何も見なかったことにした。


「あの、無理はしない方がいいんじゃありませんか」


 僕は声量を落としてドゥカさんに話しかける。


「無理などしていないさ。ああ、まったく無理ではない。コーヒーなどちょろいものさ」

「ドゥカさん、苦いものだめじゃないですか」

「おいおい、私のような男が、苦いものがだめなわけないだろう?」


 たしかに、ドゥカさんの見た目はとても渋い。大きな体躯は盛り上がるほどの筋肉に覆われているし、胸元の開いた茶色のシャツに白衣が似合っている。黒豹の顔はきりりと凛々しく、実に男らしい渋さを身にまとっているのだった。煙草やコーヒー、ウィスキーが似合うに違いないと思わせる姿だ。そしてドゥカさんはその全てが苦手だった。


「そんなに周りの目を気にしなくてもいいと思いますけど」


 ドゥカさんはうむりと頷きながら、大きな手で顎を撫でた。


「こんな容姿でもな、冒険者を相手にするときは役に立つんだ」


 と、ドゥカさんは切り出した。


「冒険者にはならず者も多い。施療院にはそういうならず者が毎日やってくるわけだ。腕っ節に自信があり、自分の威を振りまき、舐められたら負けだとでもいうようにな」

「ええ、何となくわかります」

「そう言う人間が手負いになって施療院にやってくると、なかなかに手を焼く。特に、手や足を切り落とさねばならないときや、あるいはすでに手遅れだったとき、命を助けられなかったとき」


 想像してみようとしたが、できなかった。僕にはあまりに接点のない世界だ。


「そういうときに、冷静でいられる人間というのは、いない。本人だけでなく、仲間もだ。我を失い、暴力に訴えかける人間というのもいる。そういう時には、私たち医療従事者も命が危うい」


 なんて命がけの職場なのだろう。冒険者だけでなく、それを治療する方も命がけだったとは。


「そういう時に、自分や周りを守れたらと思って、私も体を鍛えた。荒くれ者に医療内容を説明するとき、脅しや威圧に負けないように、私もそれを身につけようとした。結果、冒険者におびえることはなくなったし、周りを守ることにもつながっていると思う」

「苦労されたんですね」

「ああ、苦労した。私生活の行動一つでも、いまだに意識している。だからこうして、他人の目がある時はコーヒーを飲むし、酒場では強い酒を頼む。食事はもちろん肉料理だ」


 そこにコーヒーは必要あるだろうかと思ったけれど、初対面の頃に、僕が「渋い男はコーヒーを飲むものですよ。ええ、常識です」と洗脳――違う、熱く語ったせいかもしれない。


「だが、最近、困ったことがある」


 ぎろりと僕を睨みあげるようにして、ドゥカさんは言った。黄金色の瞳は、獲物を狙う光を宿していた。どう見ても、堅気の人の目ではなかった。


「シマを荒らされてるんですか」

「ああ、最近の若い奴らは筋ってモンを理解してなくてな……って何を言わせるんだ君は」


 奥様方の悲鳴が聞こえる。


「……私は堅気の人間だ」

「足を洗ったんですね」

「生まれてからずっと、品行方正だ」


 どう見ても品行方正な目つきではなかったが、僕は頷いて見せた。


「それで、何に困っているんです」

「ああ、そうだった。実はずっと悩んでいるのだが」


 ドゥカさんは物憂げに視線を落とした。何かあったのだろうか。

 ドゥカさんがそのもふもふした口を開こうとした時、来店客を知らせるドアベルが鳴った。視線を向けると、小さく、気だるげな立ち姿があった。青空と雨雲を混ぜ合わせたようなどんよりとした髪色のおさげに、学院の白い制服。我が店の小さな常連、ノルトリである。


「やあ、いらっしゃい」


 でろでろと気だるげにカウンターにやってきたノルトリに声をかける。まるで徹夜三日目みたいな貫禄だったが、彼女はこれが平常なのだった。


 ノルトリは顔を上げ、僕を見て頷き、椅子に座るドゥカさんを見上げた。

 ドゥカさんは興味深そうにノルトリを見ていた。

 ふたりは見つめ合った。

 じっ、っと。


 ノルトリは何も言わずドゥカさんの横を通り過ぎ、いつものカウンター席へ向かう。


「いつものでいい?」

「……うん……」

「クッキーあるけど食べる?」

「……ううん……」

「果物あるけど食べる?」

「……ううん……うん……」

「今日、学院じゃないの?」

「休み」


 そこだけ明瞭に返答しないでほしい。

 僕はつい笑ってしまいながら、ココアの用意をする。ノルトリはとても面倒くさがりで、とてもやる気がない。だからよく学院をサボっている。そしてこの店のカウンターでぐったりとしているのだ。

 棚からカップを取りだそうとしたときだ。ドゥカさんに小声で話しかけられた。


「マスター、あの子は学院の」

「ええ、生徒ですよ」

「だが学院は」

「今日も通常営業のはずですね」

「つまり」

「その通りです」


 答えると、ドゥカさんは腕を組んだ。口をむごむごと動かして、言葉をかみ砕いているみたいだった。


「あの年頃からサボり癖というのは、あまりよくないと思うのだが」


 確かにそうですね、と答えるしかないだろう。

 しかし、ドゥカさんの言葉には、僕をいましめる響きがあった。


「なぜ彼女のサボりを黙認してるのか、ということですよね?」

「……ああ。大人の立場の人間が、教え導くということも必要ではないだろうか。その、事情があるというのなら別だが」


 ドゥカさんの目は真剣だった。

 それが一般的な常識だからとか、自分の考えが正しいと信じているからとか、そういう目ではないように思えた。彼の言葉には、ノルトリへの思いやりがこめられていた。

 僕は思わず笑みをこぼしてしまう。


「そうですね、それは必要なことだと思います」

「では、なぜ」

「僕の担当ではないからです」

「担当?」


 ちらりとノルトリを見る。

 彼女はカウンターに突っ伏していた。ぴくりとも動かない。


「教え導く、いましめる、叱る、どれも大切なことに違いありません。でも、あの子に対して、僕はどれもやりたくないかな、と」


 ドゥカさんは眉をひそめた。


「それは年長者としての責任を放棄していることではないだろうか。私たちは己の経験による見識によって、後進の成長を手助けすることができるだろう」

「ええ、それはその通りだと思います」


 僕はカップをおいて、果物を取りだした。先にこっちの用意を済ませよう。


「でも、そういうことは彼女の親だとか、それこそ学院の教師だとかに任せようかな、と。他人を教え導くというのは柄じゃありませんし、そこまで立派な人間でもないので」

「ふむ」


 納得していない顔だ。


「どんな場所でも、そこに居心地の悪さを感じる人はいると思うんです」

「それはそうだな」

「自分を変えることでそこに適応できる人もいますけど、それがどうしてもできない人もいる。それは確かに、教え導いて諭す必要があると言われても仕方ないと思います。なぜお前はそうできないんだ、周りの人たちはできているのに。頑張りが足りない、とかね」


 僕はリンゴのような丸っこい果物の皮をむく。


「もちろん、それで改善する人もいる。でも、どうしても改善できない人もいる。なぜなら、そういう風にできていないからです」

「できていない……?」

「鳥に水の中を泳げとか、魚に陸を走れとか、そういうものです。何をいくら言っても無駄でしょう? そもそも体がそうなっていないんですから」

「それはわかるが、サボりとは違うだろう」

「同じですよ」


 僕は、元の世界で親しかった、年上の従姉妹のことを思い出していた。彼女もまた、適応できない自分のことを悩んでいた。周りと合わせられず、そうできない自分が出来損ないのように感じ、そして学校を辞めていた。


「そうできないで一番困っているのは、実は本人なんですよ。自分が周りの環境に合っていないことは、本人が一番よくわかっているんです。なぜ自分はそうできないんだろう、なぜだめなんだろう、どうすればいいんだろう……体の合わない環境に、無理にでも適応しようとするのは、つらいことです。それを誰にも理解されないことは、もっとつらい」

「……うむ」


 ドゥカさんは顎に手を当てた。何か、思い出しているようだった


「そうやって無理をしている人も、叱られて気落ちしている人も、なにか悩んでいる人も。必要なのは休む場所じゃありませんか?」

「休む場所、か」

「それを逃げていると言う人もいるかもしれません。上等ですよ。逃げることは恥かもしれませんけど、とても役に立ちます」


 僕がドヤ顔でいうと、ドゥカさんは口角をあげて笑ってくれた。威嚇しているようにしか見えなかったけれども。


「逃げる時間は人それぞれ。長い人もいるし、短い人もいる。でも、共通することがひとつだけ。逃げている人は、いつかは戦わなきゃいけないことを知っているってことです」


 僕はうさぎさんの形にカットしたリンゴ――実の色まで真っ赤――を皿に盛りつける。


「だから、僕の担当は逃げ場所なんです。ここには戦いはありませんし、時間制限もありません。いくらでも休んで良いし、時間の使い方は自由です。ここで羽を休めて、力を溜めて、その時が来たら旅立っていく。そういう場所がどこかにあっても、良いと思いませんか。まあ、営業時間はありますけどね」


 にこりと笑って、僕はノルトリに果物を持って行く。


「ほら、ノルトリ、餌だよ」


 ノルトリはぬたりと顔を起こした。


「……食べさせて……」


 冗談だったけど、餌扱いでいいのか君は。

 仕方なくフォークにリンゴもどきを突き刺して、口元に運ぶ。ノルトリはその先っぽをかじり、3回咀嚼して一息いれ、さらに3回咀嚼して大きく息を吐いていた。食べ方まで気だるげなのである。


「君、ノルトリ、といったか」


 ドゥカさんがこちらに顔を向け、そう言った。


「……?」


 ノルトリがカウンターに顎をつけたまま、めんどくさそうに顔を向ける。


「ひとつ、訊いてもいいだろうか」

「……なに……」

「私のことが怖くないか」


 ドゥカさんがじっとノルトリを見る。黒豹の顔、体格は小さな山のようで、肉食獣の風格。

 ノルトリは彼の姿をじっと観察し、こう言った。


「でかい」


 ドゥカさんは、ぽかんと口を開けた。

 それから、目を細め、やがて店中に響くほどの声で笑い出した。

 ノルトリは眉をひそめ、なんだこいつ気持ち悪いな……という気持ちを豊かに表現した。


「確かに、君の将来は有望そうだ。マスター、君の言いたいことが少し理解できた気がするよ」


 くっくっと肩をふるわせながら、ドゥカさんが頭をかいた。

 ドゥカさんが落ち着くのを待ってから、僕はこう訊ねた。


「ところで、ドゥカさんの悩みはなんだったんです?」


 ドゥカさんは首を振った。


「いや、いいんだ。もう解決した」

「はあ、それならいいんですけど」


 首を傾げる。


「ユウ……ココア……まだ……?」

「ごめん、すぐに用意するよ」


 ノルトリに催促され、僕はココアの準備に取りかかった。


「マスター」

「はい?」


 どこか吹っ切れたようなドゥカさんの表情。


「私にいつものやつをくれるか。ああ、ココアだ。砂糖をたっぷりといれてな」





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る