キャラクター同士の軽妙洒脱な掛け合いが非常に最高です!また主人公である運送業者のコンビはトラブルメーカー的な気性の持ち主ですが、いざ仕事になるや強いプロ意識を発揮し、困難な状況下であっても必ず荷物を送り届ける姿が、非常に輝いて見えます。ストーリーも非常に面白いです!! とってもお薦めです!!
こんな小説は読んだことはありませんでした。勇者の窮地に、世界の危機に、そこにすかさず登場するのは救世主ならぬ軽トラ!!世界を救っていると言う実感や達成感もなく、淡々と過酷な仕事をこなして愚痴を零す姿が何ともシュールですが、それが返って人間臭くて素敵です。
この作品を読む、読みたい、読まなければならないという感情から更新前日は更新されるまで眠れない生活が続いております。……独特の世界観から予想もしない展開へと広がっていくので読み始めてしまえば途中で飽きることはそうそうないかと思います(個人的意見)世界観……いや、更伊感?……
これからの連載、展開が楽しみな作品です。軽トラで一体、どこまで行けるのか? この作品は無限の可能性を秘めています。
最初のセリフを読めば瞬時に安心・理解できる更伊俊介ワールドとでも言うのでしょうか。「犬ハサ」「英雄失格」と同じ作風であることに、今後の面白さも保証されているような安心感があります。一つ一つのセリフを読むだけで、そのキャラクターが明瞭に思い浮かぶ言葉のセンスには、ただただ平伏するばかりです。物語の脇役――小道具にスポットライトを当てた作品だけに、今後の展開が全く予想できませんが、連載小説という新しい舞台で是非とも新しい更伊俊介ワールドも読ませてほしい、そんな作品です。