第4話 ベスコフ#どんぐり そしてコリス
玻璃の音*書房の庭には コリスが住んでいる
多分男の子 しっぽはふかふか
今日も集めたドングリを並べて絵を描いている
ぼくは こげ茶色に塗られた縁側に座って
それを眺める
庭には 赤い楓や黄色の
コリスが お皿代わりに拾っては 縁側に並べる
時々 ぼくらはチェスをする
駒はいろいろなドングリで
たとえば
先が尖っているのが、
コリスは意外と強くて
いたずらそうな瞳で ぼくを見つめながら
ぴしりと音を立てて駒を進める
ゆうがたの遮光線
ぼんやりと オレンジの光がそこら中に舞う中
ぼくらはまた つづきを明日にのばす
柚子さんのハーブティーをのみながら
*今日の1冊 エルサ・ベスコフ「どんぐりぼうやのぼうけん」
どんぐりぼうやの二人は 葉っぱに乗って行方不明
リスたちが捜索に向かいます
ベスコフは 自然や日々の暮らしを美しく描く スウェーデンの絵本作家
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます