第17話 蛇足

『面白い作品・面白くない作品 ①』と『面白い作品・面白くない作品 ②』への蛇足と言う名の言い訳・・です・・・。


『面白い作品・面白くない作品 ②』の最後で、「どうすれば、十二国記やバッテリーのよう系列の面白い作品が、ウィブ小説サイトであるカクヨムのランキング上位に入れるのでしょうか?」に対して、私は以下のような策にもなっていない策を挙げました。


・投稿が少ない「その他」のジャンルに、「純文学」、「青春小説」などと勝手に作ったジャンルをタグに書き込んで、投稿する。

・異世界トリップ(転生)であっても、トリップ(転生)する異世界がファンシーな世界ではなく、日本史などに出てきそうな世界観なら、「ファンタジー」ではなく「歴史・時代」に投稿する。


これを読んで、「正攻法ではない」と不快に思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。

私自身、このような手段を取るのは好きではありません。

(策として挙げただけで、これらの策を取ったという訳ではありません。)

ですが、「もう、これらの策を取るしかないんじゃないか・・・。」と思った出来事がありまして・・・。


カクヨムのコンテストの読者選考が終わり、1週間経った先週末のことです。

私はコンテストの読者選考が終わった後も、この「カクヨムという罠。」を投稿するため、カクヨムに毎日ログインしていました。

そのため、各ジャンルのランキングの変動がよく分かりました。

コンテストが終わった翌日から、作品の投稿が減り、★やレビューが落ち着いてきたんです。

そして、さらに2日ほど経つと、コンテストに応募していたランキング上位の作品の書き手が投稿をやめていたこともあり、ランキングに変動が起こりました。

今まで下位にいたコンテスト不参加の作品が上位に食い込んできて、ランキングの上位と下位が引っくり返り出したんです。

ファンタジーやSFは、やはり★の差が圧倒的だったため、ランキングに大きな変動は起きませんでしたが、それでも、ジャンルごとのランキングではなく、総合ランキングで見れば、ファンタジーやSFの上位の作品も順位が入れ替わっており、カクヨム全体でランキングに変動が起きていることが目に見えて分かりました。

私は「やはり、コンテストのため、★やレビューが異常な数になっていただけで、これが普通なんだ。カクヨムも普通の小説投稿サイトになったんだ・・・」と思い、「新しい作品でも投稿しようかな?」と思いだしていました。

ですが、その思いもコンテストの読者選考が終わった、わずか1週間後の先週末に萎むこととなりました。


ランキングの変動がなくなり、元のランキング順位に戻り出したため、です。


ただ新たな作品がランキングの上位を独占し出した、ランキング下位の作品が台頭してきて、ランキングの上位を独占し出したなら、「あ、初めて見た作品だ。どんな内容なんだろう?」と興味をもてたと思うのですが、そうではないのです。


今までコンテストに応募していた書き手が、10万字を越えた未完結の作品を放置し、新たな作品を投稿し、再びランキングの上位を独占し始めたのです。


これを見た時、「ああ、結局は初めからファンを付けているか、いないかで順位が決まるんだ。純粋な実力じゃないんだ。」と思いました。

その書き手が、これまでファンを得るのに、私なんかが想像できない努力をしてきたのだということは理解していますが、その力を持って(引き連れて)、ここまで圧倒的にランキングの上位に君臨され続けると、さすがに卑屈にもなってしまいます。

そして、「これから先も、こういう書き手がカクヨムの上位を独占し続けるんだ・・・」とも思ってしまいます。


以上の私のどうしようもない理由より、上記の策にもならない恥ずべき策を載せた次第です。

改めて、不快に思った方、申し訳ありませんでした。

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