第4話 名前があったのか
風呂にゆっくり浸かっているといろんな妄想が浮かんでくる。例えば今夜はこんなことを考えていた、とかこうとしたのだけど、思い出せない。とても面白そうな話だったのに。何だったろうか?一生懸命に思い出そうとしているのだけど。
そうだ、パトロンという話だ。何故そんな話を思いついたのかは兎も角、パトロンというのは自分は金を儲けるために働くが、その金を使って他人に興味のある事に専念してもらい、その作品や話を体験させて貰う仕組み、つまり興味の代行やなぁという当たり前の話。
今の仕事に就いた理由は数々あるけれど、その一つがなんとなく自分でやらないと気が済まないのだろうなぁっていう自己分析で、つまりパトロン的な事は向いてへんなぁって事。
でも、こんな時代になって、自分が直接行わなくても、いろんな人の呟きや情報や感想や体験やで、かつてのパトロンが大枚叩いて様々な体験や創造を代行して貰ってた事が、非常に安価にお手軽に得られてるのだよなぁとか思った次第。まぁ質に拘れば別だが。
ってそんな事考えてる暇があったら遊べや作れやって話なんだろうけど。
その手があった 鱈本父 @satie
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