灰川真澄に言い負かされよう

​傲岸不遜なボクっ娘名探偵の灰川真澄に、大仰かつ、やや過剰な言い回しで、自意識も自尊心もけちょんけちょんに言い負かされよう。
見どころは、そんな身につまされるような禅問答と、丁寧にとびきり気取って書かれた外連味たっぷりの異能力バトル。そして言葉あそび。
翻訳小説みたいな口語のリズムで書かれた本編の、作者の筆が乗りに乗っていたであろうセンテンスでは、非常に高いレートでそのボルテージが読者に伝わってきて痛快です。
”ツイストしたボーイミーツガール”を堪能してほしい!