読み始める前はよくある感じなんだろうなと舐めていました。今では本当に、正直ごめんなさい連打です。VRMMOが題材でローファンタジーなんですが、根底に流れるものは驚くほど極上のSFでした。2016年を最後にお休みされているようですが、続編が書かれることを強く願って。
最初は主人公のイーワンのことはあまり好きではありませんでした。記憶を失くしているとは言え、あまりにも「薄っぺらい」と感じました。しかし物語の途中、ヒロインに自分のコンプレックスを明かし、前へ進もうとしているシーンを見てほんの少し好きになりました。これから彼らがどう進んでいくのかワクワクしています。
オンラインゲームの世界に迷い込む異世界モノ。流行を取り入れながら、ただの「俺TUEEEEEEEEE」で終わらない工夫がちりばめられている。突然SFの香りが混ざったりと、一様に語れないワインのような作品。ご賞味あれ。
同じSFジャンルでのコンテスト応募作品ですので、本当はレビューしたくないです。 それでも投票せざるを得ない。それだけ僕の好みに合致していました。 続きが気になる一本です。 021発表時追加。 騙されたと思ってここまで読んでください。
よくあるVRMMOモノと思えば展開に驚かされつつも期待を裏切らない作品。 タイトルやTS要素で敬遠しがちな人にもおすすめしたい。
最初は最近よく見かけるVRMMOと思っていました。しかし一章でキャラクター達に引き込まれ、更に二章で世界に引き込まれました。ぜひ他の方にも読んでほしい作品だと思います。