血飛沫と暗色で彩られる冒頭。
濃厚な戦闘描写に引き込まれました。
一見して無慈悲なまでに淡々と”仕事”をこなす殺し屋の九頭一。
倫理観と衝突しながら咎人を手にかける魔術組織の巽利理。
二人が巡り合ったのは殺し合いのデスゲーム、”キリング・パーティー”。
バトルの重厚感とスピード感はもちろんですが、主人公格二人を取り巻く立場、世界観、価値観などがこれからどうなってしまうのだろう、という想像力と猜疑心を掻き立てられます。
キャッチコピーは殺し屋VS魔術師。
誰と誰が戦い、”勝者”となるのは誰なのか。一自身は、利理自身は物語の中でどう変化していくのか。
これからの展開に期待しています!
冒頭からの濃密なバトルシーンが特徴です。
殺し屋VS魔術師のイメージで、王道的に浮かんだのとは少し違う個性的な世界観が好きです。
主人公とヒロインの二人にしっかりとスポットがあたり、どちらの気持ちにも入って行きやすいです。
キリング・パーティーとは一体なんなのか、謎を抱えつつも奮闘する二人の姿。
そして心の成長が描かれている作品です。
とにかくバトルがすごい。残虐的表現もありますが、そこまで生臭くなく映像に浮かんでくるような戦闘シーンを感じました。
あとサービスシーンがついてます! ここポイントです。
クライマックスではさらに濃密なバトルが展開されていて、かつこの後どうなるのかと続編を期待するお話で面白かったです。