遠い星の空気や人々の息づかいが肌で感じられるような

自分が本当に惑星ヴェドに立っていて、エトゥリオルの隣を一緒に一歩ずつ歩いている。
そんな気持ちになりました。

異星の情景や人々の暮らし、心情が丁寧に描写されていて、読み進むうちに作中の世界にぐいぐい引き込まれます。
主人公のエトゥリオルはじめ、弱さや問題を抱えながらも前に進もうとしている登場人物たちの姿が清々しく、読後感がとても爽やかで気持ちがいいです。
今日は曇りですが、晴れた青い空を見上げているような気分です。

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