DCブランド全盛期、私は10代後半〜20代前半とファッションが楽しくて仕方なかった年代。地元は西宮、つまり神戸三宮と大阪梅田の中間地点ということもあり、しょっちゅうどちらかに遊びに行っていた。もちろん迷わずアパレルに就職したこともあり、面白くてこの物語を一気に読んでしまった。
出てくるお店の名前がちょっとほんとの名前を変えてるのも、あー、これはあの店のことだな、とか阪急ファイブ(めちゃくちゃここには買い物に行ってたし、後に働いた場所でもある)の地下のギャルソンに緊張しながら行ったなあとか、ニヤッとしてしまう。個人的にドラマ化したらめっちゃ面白いだろうな、と思った。ここまで詳しい描写が出来るというのは作者の北風さんもアパレル経験者なのか?
登場人物も特に女性2人が人として成熟していく過程がよく描かれているのも良かった。
時々読み返してしまう。