第9話 観察結果を「1万円」にするよう考える 解説つき

【まとめ】節約プランを考えよう!


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


母は、スマフォもネットもやってない。

ググってもいないようだ。


それはケンタにとって、重大な発見のように思えた。


ケンタもスマフォを持っている。

通信費が高いので、もっぱらラインで友人と連絡を取っている。


たまに服を買うときもある。その際にはアマゾンを見て、その他の通販サイトを見て価格比較をしてから買う。


ネットのない生活なんて考えられない。金だって余計にかかりそうだ。


ケンタの考える作戦はこうだ。


母が使っている電話の料金をラインなどを使ってもらって下げる。

化粧品など買い物の料金をネットショップを教えてあげて下げる。

他にもネットを使っていないので、余計に払っている料金がある筈だ。

それも下げる。


下がった分の幾らか。半分ぐらい?を貰う。(※1)


これなら、節約にうるさい母も、自分に「1万円」を稼がせてくれるのではあるまいか。


ケンタの「1万円」稼ぐ計画は、初めて具体的な形になった気がした。(※2)


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


【解説】


※1)成果に応じてお金をもらうことを、ビジネス用語では「成果報酬(せいかほうしゅう)」といいます。


※2)具体的になったビジネスの計画のことを、ビジネス用語では「ビジネスプ

   ラン」といいます。

   ケンタの場合、「母の出費節約に役立つ成果報酬型のビジネスプラン」

   を考えついたわけです。

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高校生が1万円を稼ごうと思ったら ~ ビジネス用語の解説つき ~ ダイスケ @boukenshaparty1

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