先の読めない頭脳戦。いかに上手く立ち回れるか?

 魔女の力で乱世を切り開く! っていうとチート気味の主人公がド派手に大暴れしそうな感じですが、本作品はそんなことありません。主人公はわりと地味です。というのも魔女から貰った能力は「接触した相手の心を読む」なので、戦場において主人公はさほど役に立ちません。ちょっと強い敵だと全然歯が立たない感じです。じゃあ主人公は活躍しないのかというと、とんでもない。交渉や謀略、メイド娘のご機嫌取りまで、心を読む能力と鋭い頭脳を存分に活用し困難を切り開いていきます。

 誰が彼女を殺したのか?

 真相にたどり着くため、目立たぬように、それでいて最大限に動き回る主人公。その戦場以外での活躍が、この作品の最大の見どころです。頭脳派主人公が好きな方におすすめ。