Re:trieve
ひかり児童苑は、三鷹の駅前に開設された児童福祉施設だ。
昨今の色んな需要に耐えられるように、一時保育や子育て相談など様々な事業を展開している。私も長い間、毎日ここに通っては話をされたり遊んだりした。早く事故の記憶を、両親と離れ離れになったことへの悲しみを忘れられるように。入れられた理由は、そんな配慮だったに違いない。
もっとも、そこで私はついに心を開く事はなかった。身の回りにいる人全てが他人に見えた私には、どんな玩具もどんなお話も欲しくはなかったんだ。ましてや、そこに通っているのを学校の子供に見つかって、その存在が虐めを加速する原因になってからは、尚更だった。
そんな私でも、井口先生のことはまだ記憶に留めている。先生は私がどんなに興味を示さなくても、無視しても、頑張って話しかけようとしていた。不思議だなぁと、子供ながらに思ったものだった。
同じ経営母体を持つという児童養護施設『ひかりの家』は、そこからずいぶん距離を置いた場所にある。吉祥寺駅のさらに北東、市の東の外れだ。
自転車を止めた私は、事務棟の入口を恐る恐るくぐった。いやだな、この空気。明らかに歓迎されていないような気がする。
受付に顔を覗かせると、中には誰もいないようだった。
いや、いる。少し肥り気味の、初老のおじさんが。
井口先生はあの人だ。
「あの、私です。関前です」
声をかけたら、井口先生は振り向いた。懐かしいその柔らかな表情が、私と目を合わせてにっこりと笑った。
「よく来たね。こっちに来なさい、応接スペースがある」
近くに行っても、やっぱり井口先生はそんなに変わってはいなかった。いや、少し……ほんの少しだけ、老けたかな。
「これでも飲むといい。外は寒いだろう?」
ココアを渡された私は、申し訳ないと思いつつもそれを受け取った。
「すみません」
「もうちょっと暖房も効くといいんだけどね、如何せん部屋が広いから」
「あの、他の職員の方はどうされたんですか?」
「一人が居住棟の巡回、一人が掃除をしてるはずだ。あとの者は、この時間は空けているよ」
道理で事務室に誰も姿が見えなかったわけだ。ここに電話をかけた時のことが思い出されて、私は少し苦い顔をした。
そんな私の心境を、井口先生は読めていたようだ。
「それにしても、うちの職員がすまなかったね。拓磨くんが逃げ出した事件はかなりショッキングだったものだから、皆、この件に関してはかなり神経質になってしまうんだ。おまけに昨日、報告にここを訪れた警察が、事務室のど真ん中で咲良くんの名を挙げてくれてね。悪く思わないでくれないか」
でも、私にだって非はある。私は首を振って言った。
「いえ、自分の身分も弁えなかった私が悪いんです。自分たちの子供を隠していた人が、突然その子に会いたいとか何とか申し出たって、怪しまれて当然です」
小さく頭を下げると、ココアから立ち上ってきた湯気が顔に当たった。仄かな甘い匂いに、顔の筋肉が少し和らいだのが感じられた。
井口先生も柔和な表情を浮かべている。
「彼等は今はいないから、ゆっくり寛いでくれて構わないよ。ついでに言うと、件の拓磨くんも今はここにはいない」
「えっ、どうしてですか」
「つい今し方、警察が来てね。追加の聴取がしたいと言って連れて行ってしまった」
入れ違いだったんだ……。
知っていたら、すれ違った車の中を覗いていたのに。しないけど。
井口先生もココアに口をつけると、尋ねた。
「それはそうと、あれは本当なのかね」
「何がですか?」
「君が拓磨くんを匿っていた、という話だよ。警察の人間は前置きに、まだ確定はできませんが、と言っていたものだから」
そもそも匿っていたという感覚が私にはなかったんだけど、あれはそういう事になるんだろうな。私は頷いた。
「そうか。いや、だとすると────」
「あの、誤解しないで頂きたいんですけど、私は拓磨くんとは最初は知らなかったんです。そもそも私と拓磨くんの間柄さえ把握していなくて。だから……」
「分かってる、分かっているよ。警察は誘拐などと物騒な表現をしたが、私はそうは思わん。ただ、同情心から家に入れただけなんだろう?」
それもまだ何か違うように感じたけど、私はまた頷いた。すると井口先生は、朗らかに笑ってみせる。
「あの子は出来る子だっただろう。料理にしても洗濯にしても」
「出来る子……?」
確かに調理の能力は高かったけど、それがどうしたのだろう。問いかけると井口先生は、少し遠い目をした。
「あの子はここにいる間、ずいぶん家事を頑張っていたんだよ。しょっちゅう厨房に出入りしては、栄養士に料理の手解きを受けたりしてね。そのうち自分だけでも、色んなモノを作るようになった。とにかく覚えが早くてびっくりしたもんさ」
へえ、だからだったのか……。洗濯もさせてみればよかったよ。
独りでキッチンに立って庖丁を握る拓磨くんを思い浮かべて、私も心なしか温かな気持ちになった。
井口先生の次の言葉で、それは崩れ去ったけど。
「こんなに近くにずっといた──いや、寄り添っていたのに、どうしてあの子の感情の変化には気づいてあげられなかったのだろう」
ぽつり、零れ落ちて机の上を転がったその言葉を、私は目で追っていた。
「あの日以来、私たち職員はずうっとそう考え続けていた。悩んで、悔いて、苦しんだものだ。拓磨くんのそれとは無論比べようもないだろうが……ね」
井口先生の語り口は本当につらそうだった。
同情できるな、と思った。私だって気づけなかったのだ、拓磨くんの心境の変化に。
でもそれって、すごく難しいよ……。
「二ヶ月前のあの日、私たちが力ずくででも拓磨くんを止めていれば、こんな騒ぎにはならなかったろうに。すまないね、咲良くん……」
井口先生は深々と頭を下げる。思わず慌ててしまって、あたふたしながら私は手を振った。そんな、謝られるようなことなんて何も……。
むしろ私、救われたのに。
「……先生」
居住まいを正した私は、井口先生に向き直った。
「拓磨くんから、或いは警察から、色々と聞きました。まだ幼かった私には知り得なかった、拓磨くんや私の周りの事情を。今回の出来事のきっかけは、拓磨くんのお母さんから手紙が届いたことだったそうですね。拓磨くん、何か言っていましたか?」
井口先生は些か驚いた様子で私を見る。
「……いや、何も話してはくれなんだ。そもそもうちの職員とも、あまつさえ私とも目を合わせてくれない。まるで敵国の捕虜にでもなった兵士みたいなんだ」
うまい喩えだな、などと不謹慎な事を思ったのも束の間だ。
拓磨くんが聞けなかったこと、私だったら聞けるだろうか。胸に手を当てると、少しずつ心拍数が上がってきているのが分かった。
「手紙のことは、皆さんはご存知だったんですよね。それがあるということは、お母さんが生きていることの何よりの証拠になるじゃないですか。どうして、嘘なんてついていたんですか?」
井口先生の顔は、どんどん下に向かっていく。それだけ言いにくいことなのだろうか。
「──預けられた時」
やっと、井口先生は語り出した。
「あの時、拓磨くんのお母さん──つまり御殿山円佳さんは、職員にこう言っていったそうだ。『この子には、私のことを忘れてほしい。だから私は死んだことにしておいてください』と」
「なんで、そんな」
「わけは二つあると思う」
井口先生の眼鏡が、湯気で白く曇っていた。
「聞いたかもしれないが、円佳さんは重病を患っていた。病名までは聞いているかい?」
「いえ」
「
私は息を呑んだ。
「あれは厄介な病気でね、初期の自覚症状がほとんどないに等しい。その上、進行も緩やかだったから全く気づかなかったんだそうだ。ご本人から、そう伺った」
井口先生は、ぽつりぽつりと雫が垂れるように話し続ける。暖房の音が少し、遠くなった。
「拓磨くんはまだ幼かった。自分の母親が日に日に痩せ衰えてゆく様を見ながら育つのは辛すぎる、まだ記憶のはっきりとしていない今ならまだ間に合う。そんな心理が働いたんじゃないだろうかね。それがいいことかどうかは私には判別がつかないが……。もしも私が同じ立場だったら、似たようなことを考えるかもしれん」
死期を悟った猫は、自ら飼い主の手を離れて墓場へと向かう──。そんな話を聞いたことがあった。お母さんの心理は、その話の猫のそれと近いんだろうか。
私は思わず、ため息を吐いた。
「二つには、交通事故の件だろう」
井口先生はそこで、私に話を振ってきた。
「咲良くんは、警察にもある程度話を聞いたと言ったね。九年前のあの事故の事は、どのくらいまで知っている?」
「私が聞いたのは、事故が起きた時の状況と結末くらいです」
「そうか。まあ、そのくらいまでしか彼等は話さないだろうな」
私は眉を潜める。そのくらいって、どういう意味だろう?
「拓磨くんの一家、つまり御殿山家の住まいは同時、武蔵野市の北部付近にあったそうだよ。あの交叉点とだいたい点対称の位置には、日赤病院があるだろう?」
武蔵境駅の南側である境南町の外れには、市内の病院でも最大の規模を誇る武蔵野赤十字病院がある。住宅街の真ん中にのっそりと建つ船のようなその外観を、私はぼんやりと思い出した。
「あの事故は、そこへ向かう途中で起こったのだそうだ。当時はまだ、円佳さんが癌だとは判明していなかった。発現した自覚症状によって体調が急変して、苦しみだした円佳さんを、夫の
私はその瞬間、
今まで拓磨くんに、拓磨くんの家族に向いていた憎しみが霧散するのを、はっきりと悟った。
同時に、何と言うか……遣り切れない思いで、いっぱいになった。
「奇跡的に助かった円佳さんはすぐさま病院に搬送されて、そこで癌の宣告を受けた。円佳さんの絶望は、どれほどのものだっただろうね……」
井口先生はそう言って、静かに目を閉じた。
ああ、その想像は私にもできる。
自分の癌のせいで、大切な夫や他所の家族は死んでしまった。たった独りの息子の未来を、奪ってしまった。しかも息子にはこのままでは、これから先もずっと辛い思いをさせてしまう。追い詰められたあまり、お母さんは、拓磨くんを手放す事に決めてしまった。
私は膝をぎゅっと握った。
私だったら違う判断を出来ただろうか? ううん、出来るわけがない……。
「この話はまだ、拓磨くんにはしていない。私たちは、円佳さんの願った通りにするつもりだった。拓磨くんは純粋で、素直な子だ。円佳さんが憂慮しているように、真実を知れば恐らく傷付くだろう。円佳さんも私たちも、それは本意じゃない。ここは過去を引き摺るための施設ではなく、新たな人生を歩み出すための踏み板の役割を果たすべき施設だと、私たちは考えているから」
井口先生はそこまで語り終えると、カップをことんと机の上に置いた。中身はもう空のようだった。
「…………拓磨くんが手紙を見せた時に黙って取り上げたのも、それが理由ですか?」
私は下を向きながら問いかけた。いま顔を上げてしまったら、井口先生を睨んでしまいそうな気がしたんだ。
「手紙の事まで聞いているのかね」
「私は、拓磨くんが知っていたことはみんな拓磨くんから聞きました」
逆に言えば、今まで私が驚いているポイントはみんな、拓磨くんが聞いても驚くってことなんだ。拓磨くんは、一番の当事者なのに。
けれど井口先生は、ゆっくりとしたあの口調でそれを否定する。
「それは、違う」
「じゃあ、なぜ」
「タイミングが悪かった──そう言うしかない」
「何のタイミングですか?」
「円佳さんが……、亡くなるタイミングだよ」
「えっ」
それって、どういうこと?
「あの手紙が届いたのは、子供を郵便受けの確認に行かせている午前七時なんだ。実はその直前──確か五時くらいだったかな、円佳さんが入院している日赤病院から連絡が来た。明朝、円佳さんが亡くなったという連絡だったよ」
私は顔を上げた。井口先生は、目を瞑ったままだった。
お年の所為か皺の増えたその顔が、一層老けて見えた。
「その瞬間、母がいないという嘘は本当になってしまったんだよ……。でもだからと言って、これまで嘘をついていると拓磨くんが知れば、彼は混乱するだろう。結局、私たちは自分勝手だった……」
本当にすまなかった。そう言って井口先生はまた頭を下げた。
……今度は私も、止めようとは思わなかった。
誰にも、悪意なんてなかった。
誰も彼もみんな、一生懸命だった。
そういう事なの?
その結果がこれなんて、神様は惨すぎる……。私だってそれがなけりゃ、お父さんやお母さんを失ったりしなかった。大好きな、大切な人を亡くしたりなんてしなかった。
でも、そうと知った今こそ、分かることだってある。
もう、不幸の連鎖は嫌だ。そのためにも私たちは、みんな知らなければならない。何があったのか、何が正しいのかを。そうして少しでもいい方に、現実を傾けてゆくしかないんだ。
そして、その役目を負うのは恐らく、私と拓磨くんだ。
「拓磨くんは、あの手紙は無くしてしまったのだろうかね……」
ふと、思い出したように井口先生は溢した。
あの……って、お母さんが書いたあの手紙だろうか。
「ここを出て行った時、持っていったはずなんだけれど。昨日帰ってきた拓磨くんは持ってはいなかったんだよ」
「……それ、私が持っています」
井口先生はちょっと驚いた様子だった。私はポケットからあの手紙を出して、差し出す。さっき警察に提出しないでおいて、良かった。
「拓磨くんが私の部屋を出た時に、置き忘れたんだと思います」
「ずいぶん、汚れてしまったね……」
手紙を撫でながら、井口先生はしみじみと呟く。
「初めは、なんの手紙かすらも分かりませんでした。肝心の部分がぜんぶ読めなくなってしまっていて」
「──少し、待っていてくれるかね」
私の言葉を遮って、井口先生は立ち上がった。何だろうと思う間もなく奥へと行き、起動している一台のパソコンに向かう。ディスプレイに画像が映り、次いで『印刷』の文字が映った。
少しして井口先生は帰ってきた。
「うちでは受け取った手紙は、紙媒体の他に電子化しての管理もしているんだ。この手紙も、ちゃんと画像にスキャニングして保存してあったよ」
そう言いながら先生は、A4サイズのプリントを私に渡してくれた。ああ、本当だ。文字がちゃんと読める。
「読んでもいいですか?」
「もちろん」
返事を待って、私は手紙の文を声に出して読み上げた。
[施設の皆様、お久し振りでございます。
覚えていらっしゃるでしょうか。九年前、そちらに拓磨を預けさせて頂いた、
拓磨は、元気でやっておりますでしょうか。
あれからずいぶん時が経ちました。あの子ももう、十二歳になっている事でしょう。
三歳で生き別れるまではあんなに元気一杯だった拓磨。心も優しく、他人に寄り添う事の出来る子でした。夫も死に、私も離れて行ってしまって、あの子には本当に淋しい思いをさせてしまいました。
今一度顔を見たい、会いたいと何度思ったか知れません。我ながら、図々しいと感じます。私の選んだ道なのですから、我慢するのは私だけではないのですから。そう、自分に言い聞かせてきました。
……その私にも、遂に終りの時が来たようです。
余命五年の宣告を受けてから九年もの間、多くの人の助けを借りながら何とか生き存えてきました。しかし、最近はもうすっかり身体も腐ってしまって、駄目なのです。お医者様には言っていませんが、もう一両日中くらいももたないような予感がします。
癌とは本当に恐ろしい病気です。いつ自分の身体が喰い破られるのかと思うと、怖くて怖くて、仕方ありません。けれど例え病気がなくても、生き甲斐を無くした私にはもう未来はないのかもしれませんね……。
皆様。
どうか、どうか、拓磨をお願い致します。
拓磨は私たち家族に残された、最後の希望なのです。私の身など、どうなっても構いません。あの子に、福音を……幸せな日々を、与えてやって下さい。
勝手な事を書いてしまって、申し訳ありません。ですが、
……いえ。
それではここで、筆を置かせて頂きます。
御殿山円佳]
本当は、これが伝えたかったんだな……。
病院のベッドの上で、必死にペンを掴み文字を紡ぐお母さんの姿が、映画のように脳裏に映し出された。
書いてある通り、死期が近い事を彼女は知っていた。それでも、彼女は伝えたかった。今の自分の状況を、そして思いを。
手紙なんて届くのには二日もかからない。つまり逆算すると、この日の翌朝早くには彼女は本当に死んでしまった事になるのだ。そうと知っていて読む私には、描かれた文章や言葉の意味合いが一層深くなって見えた。
やっぱり、私の小説なんて、とても敵わないや……。
霧が全て晴れたような気持ちで、私はプリントを机にそっと置いた。汚れて黒ずんだ本物の手紙が、横に転がっている。
お疲れ様。なぜだか、そう声をかけてあげたくなった。
「──昨日の夜、職員会議の時に話し合ってね」
井口先生は私を見詰めながら、噛み締めるように言った。
「拓磨くんの事をこれからどうするか、どう接していくか。結局、結論は出なかった。まだ私にも迷いがあったんだ。でも、今日こうして咲良くんと話をできたことで、心が決まった。拓磨くんに、全てを話そうと思う」
私は小さく頷いてみせた。
「私も、それがいいと思います」
井口先生は立ち上がって、窓の脇に向かう。今日は曇っているから、外はもうかなり暗くなっていた。
「もう少ししたら、拓磨くんが警察から戻ってくるだろう。そうしたら、頃合いを見計らって話したい。咲良くんも時間があったら、立ち会ってくれるかい。咲良くんしか知らない、私たちには分からないことだって、きっとあるだろう」
「いいですよ。今夜は、時間あります」
「最後まで、すまないね」
井口先生は振り返って苦笑いした。
その時、窓ガラスに車の影が映った。真っ黒なボディのその乗用車は、どうやらこの施設の入口付近に停車したみたいだ。
「──おっと。もう、お出でなさったか」
井口先生の呟きが聞こえる。そっか、あれは警察車両なのか。そういえば私の家の前に来た覆面パトカーも、黒だったっけ。
井口先生は玄関の方へと歩いていった。久々に、拓磨くんに会えるんだ。ちょっとだけ高鳴る胸を押さえながら、私もその後ろをついて行った。
車から降りて来たのは、刑事──柳沢さんだけだった。
「おや、あなただけですか」
井口先生の質問を上回る大声で、柳沢さんは叫んだ。
「申し訳ありませんっ!! 実は、お預かりしていた御殿山拓磨くんが、行方不明になってしまいましたっ……!」
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