僕はこの作品を数年前に読ませてもらいました。正直に言うと、あの時の自分には難しくてわからなかった。
それでも「題名にあるイメージとは違っている」って思っていたのを思い出した。
今だって、しっかりとしたレビューを書けるかと言われれば微妙な感じではあるのだが……(申し訳ないです)
不倫というと世の中では「悪」と取られがちだとは思う。いや、事実、良い事ではないだろう。だけどね、この作品を読んで少しだが考え方が変わった気がした。
人には見えない心だったり、苛立ちや、苦しみを少しの時間を何かが消してくれるのかもしれない。
だけど、やはり学生の頃の惚れた腫れたとは意味が違うのだ。
家族、社会、世間などがあるのだ。
簡単ではないのだ。そう思わせるほどの重圧をこの作品で味わった。
ただの男女を書いた作品ではない。
とてもとても、良い作品だと思います。
題名だけで分かったらダメですよ〜読まないのもったいないです。
そんなわけで星三つです!
素敵でした。良い作品でした。
ありがとうございました。
不倫は悪いことだけど、この物語の主人公には幸せになってほしい、という気持ちでいっぱいになりました。
社会的にも、心理的にも不倫とはいけないことだとされています。
ですが、彼女の姿を見ていると不倫をするのはしょうがない、といわないまでも、不倫をした人間にも、平等に幸せになる権利はあるのではないかという気になってきました。
もちろん、それ相応のペナルティは受けるべきですが、ちゃんと罪の重さの分のペナルティを受けたらそれ以上の追及はされるべきではないと思います。
人間だれしも間違いを起こすことはあるのですから。
不倫について、真剣に考えるきっかけになりました。
ドラマのように、きらきら、そしてどろどろしすぎる不倫ではないところや、妙に現実に近いところが印象的でした。
素敵な作品をありがとうございました。