不可思議で蠱惑的な世界に足を踏み入れた──

闇夜は素性が一切不明。性別も年齢も、はたまた人間なのかも。
そんな闇夜が話す怪談は、ゾクゾクしながらも「もっと、もっと聞きたい」と思わせる不思議な中毒性がある。そんな怪談に惹かれて、あるいは闇夜そのものに惹かれて、今日も廃墟のような家に人々がやってくる。
また、怪談だけでなく、闇夜を取り巻く人たちの話もあり、どんどん読み進めてしまいました。私もすっかり闇夜に魅せられてしまったようです。