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 週に一度の禁酒が守れなかった。昨夜はどれだけ眠れたのか分からない。自分は瑠夏の母だということしか分からない。瑠夏のために様々なものを求めた。食事の栄養バランス。衛生。早寝早起き。清潔でサイズが合った衣服。健全な精神。しかしアルコール以外に手をつけない。

 瑠夏の友達が遊びに来ていた。友達が「ママ、パパ!」と言うのが、隣の部屋から響いた。何かごっこ遊びをしているらしい。……瑠夏に、友達を呼ばないで、とは言えない。でも本当はつらい。


 どうして私は楽しくないんだろう。どうして楽しそうにしている瑠夏を見ても、嬉しくならないんだろう。本当に自分のことが嫌だ。


 夕食はスーパーの惣菜にした。料理したり、後片付けをするのがとても苦痛だった。誰にも顔向け出来ない私。私は誰にも顔向け出来ない。誰にも顔向け出来ない私。

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