第4話 違いはなんですか?
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ここはどこか果てしない宇宙の中。さまざまな
星が輝いていた。誰に知られることもなく。これが最後の輝きだった。
「まぁ、人間と話せたことは最期にしては上出来な終わり方なのかもな」
囁く《ささやく》ような独り言が空に消えていく。誰もその
ーーー誰も知らない沈黙を辿ってーーー
中の核が最期燃え尽きて。星が爆発した。
だけど、それを知るのは60億年後。もし人間がまだ息をしていたらだけど。
キラキラに散った岩から、また新たなエネルギーが生まれ。新しい若い星が生まれるのは、また別のお話。
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