第160話 名実69 (158~159 大島と伊坂の、佐田実殺害時の状況把握)

「そしていよいよ、昭和62(1987)年、表向き順調な人生を歩んでいたあんたの親父さんに、1つの厄災が降りかかったはずだ。砂金相続の証人であった佐田徹の弟である、佐田実の突然の出現だ。脅迫していた側から、知られたくない昔を知る男によって、今度は脅迫される側になったと」

西田に機を見て改めて尋ねられた政光は、背筋を伸ばすように椅子に座り直すと、

「そうだ。ここからが刑事さん方が本当に知りたい話だろうな」

と、やや投げやりに言った。

「そりゃそうに決まってる。ここからが事件の核心なんだから! 包み隠さず喋って欲しいのが、偽らざる本音だよ」

西田は率直な思いを吐露した。強い願望を込めて……。その思いを知ってか知らずか、いや、少なくとも嘘を言うつもりは毛頭なかったろうが、政光は訥々と語り始めた。


「最初は、佐田実から9月頃? に手紙が届いたことから始まったらしい。勿論それが佐田の仕業だと知るのは後の話だが。そこには、親父に対して、『戦前に高村と言う男を撲殺したのを知っている』と言う内容が書かれていて、それを裏付ける佐田徹が遺した手紙と、証文のそれぞれのコピーが同封されていたそうだ。そこで親父は、その佐田実と直接会うことになった。しかしもうその時には、親父は相手を消す覚悟を決めていたようだ。長年掛けて築いていた地位が脅かされることを良しとしなかったわけだな。くだらんことと言われれば、まさにそうかもしれない……。しかし、一度得た果実は、残念ながら手放したくないのが人間だ。さっき話したように、悩んでいたとは言え、俺も正義感と伊坂組から得た良い生活を天秤に掛け、最後には失いたくない気持ちが勝ってしまった経験が既にあった以上は、親父の当時の決意を、話を聞いた時は『馬鹿なことを』と表立っては嘆いてみせたが、内心では完全に否定は出来なかったんだ」

この時の政光の心情は、これまでの話からも十分に理解することが出来た。


「そしてそのために、全国でもっとも知られた暴力団である葵一家とコネがあると、常日頃から聞いていた大島に、ヒットマンを寄越すように求めたようだ。地元のヤクザじゃ、そうは暗殺に使えるようなのも居ないし、足がつきにくいということもあって、外の組織に頼んだほうが良いという考えがあったらしい。更に、社内で借金で首が回らなくなりつつあった喜多川と篠田の2人を、土地鑑(勘)がないヒットマンを手助けするように、協力者として使うことにしたわけだ」


「ちょっと待て! 大島にヒットマンの手配を依頼した時だが、それはどういう風にしたかわかるか? 確かに、大島には親父さんへの『弱み』があったことは間違いないにせよ、殺しに関与するとなると、相当のハードルがあるわけだろ? 親父さん自体にも、大島と共に不正に行政に食い込んで利益を得ているという、逆の弱みもあるわけだから、大島から見れば一定の抑止力もあっただろうし」

西田は、竹下が抱いていた疑念を元にした質問を口にしていた。その疑念とは、「じつは伊坂大吉以上に、むしろ大島の方に、佐田実に対しての殺害に関与する明確な理由があったのではないか?」というものだった。大島が殺人というリスクを負うには、伊坂と大島の一蓮托生の関係を考慮しても、ややバランスが悪いように、竹下は当時捉えていた。


 具体的には、竹下は、北村が遺したテープの内容が判明してから、あくまでその時点で、桑野欣也が後の大島だと知った際にも、それらの条件は佐田が脅迫する以前、つまり伊坂が既に大島に利益提供させていた理由と同じもので、それだけで、大島が更に殺人まで加担するのは違和感があり、同時に、桑野欣也が正体であると隠したいにせよ、戸籍を辿ればわかってしまう情報である以上は、それが殺害の動機となるには、やけに隠すことに固執し過ぎていることになると、疑問を呈していた。


 無論、最近の捜査で、大島が実は従兄弟の小野寺道利だったと判明した以上、それは戸籍からはわからないのだから、知っている人間が喋らなければ隠せる訳で、それについては意味があったのかもしれないとも語っていたが、いずれにせよ、佐田が脅迫してくる前から、既に大島に対する利益提供強要に利用されていた条件であることには変わりなかった点を強調していた。


 その上、7年前の取り調べで、本橋が伊坂を「指示者」と、余り一般的には使わない言葉で、警察に「依頼者」と同じだと勘違いさせているような節があると感じていたことも、そういう考えを抱くことにつながっていたと、当時竹下は西田に力説していた。


 つまり、佐田の殺害を求めていた依頼者は、北見で本橋に直接会って、具体的に殺害を指示した伊坂だけではなく、本橋を北見へ派遣するように口利きした、大島本人でもあったか、或いは伊坂以上に大島自体が、それを求めていたのではないかという考えだった。そして、さっき政光が、父である大吉から92年の9月に電話を受けた「触り」を喋った際にも、大吉が佐田実殺害において主導的だったかどうか、西田自身にも疑念を抱かせる内容だったことも、この質問に繋がっていた。


「あくまで、親父はそこら辺をはっきり話さなかったから、俺の印象と推測に過ぎないことを前提に話させてくれ」

政光はそう前置いた後、一呼吸置いてから喋り始めた。

「どうも親父は大島に、佐田実も親父同様、大島の『正体』が桑野どころか、小野寺という人物であり、他人の分の砂金を奪ったことも知っていると……。つまり佐田実の存在が、大島自身にとっても大変危険だと思わせたかもしれない」

それを耳にした西田は即座に、

「佐田実が、大島と形式上の本人である桑野ですら、当時結び付けられていたとは思えないんだが? 警察ウチは親父さんが、大島の戸籍上の本人が、桑野だと言う発言をしていたという話を根拠に、そこから大島の戸籍を調べて、取り敢えずは桑野と大島を結び付けることが出来た。だが、佐田実については、その情報を87年当時知っていたとはとても思えないんだよなあ……。そうなると、証文や手紙に出てくる桑野の名前の情報だけで戸籍を調べて、逆に大島に結び付けていく必要があっただろうが、そのためには、どこに桑野の本籍があったか、事前に佐田実が知っていた必要がある以上、それは厳しい。佐田実にとっては、小野寺どころか、大島と桑野を結び付けるだけでも、ほぼ不可能だったと見て良いはずだ。そうなると、親父さんの言ったことは、大島を佐田実殺害に積極的に関与させるための、完全な嘘だったと見て良いんだな?」

と、確認を求めた。

「親父は、そこははっきりとは言っていなかったが、俺はそう受け取っただけのことだ。あんたがそう言うなら、おそらくそうなんだろう。それ以上は言い様が無い」


 政光の発言の根拠自体は、父からは具体的に明示されていなかったということで徹底していたが、そこがはっきりしなかったとしても、理屈上は、単に伊坂大吉にせがまれて、大島が本橋を北見へ派遣させたというよりは、むしろ筋が通ると西田は考えていた。


 そして、関与の程度の濃淡こそあれ、竹下が提唱していた大島主導説こそが、本橋が事件後北見を離れる直前に、伊坂には全く会わず、大島の秘書である中川と直接会っていたことにも繋がるはずだ。


 しかしそうだとすれば、大島は偽の情報に踊らされて殺人まで犯し、おそらく最終的に、北見共立病院で松島や北村を殺害する事件まで引き起こしたことになる。結果的に、余りにも大きな勘違いをしたことになるだろう。佐田実がそこまで知りようがないと、しっかり考えていれば、避けられた悲劇だったかもしれない。


「そこまでは、あんたの証言のおかげで、かなりわかってきた」

西田は沈みかけた気持ちを変えようと、仕切り直しに掛かった。

「さて、いよいよ佐田実が北見にやって来て、親父さんと道議の松島と共に会った後、北見に来ていた、例の本橋に殺害を実行させたわけだが……。その際には、篠田と喜多川も殺害実行に協力させていたことまではわかってる。そこで幾つか疑問点があるんだ。親父さんから聞いてるかどうかは微妙だが、知っていたら教えて欲しい」

西田はそうは言ってみたものの、息子とは言え、大吉がどこまで政光に打ち明けているか、手探りの状態で聴取を続けていることは否定出来ないと感じていた。だが、ここまでは想定以上に順調だったこともまた確かだ。そして同時に、この先もこれまでのように上手く行くかは自信を持てずに居た。


 ただ、喜多川と篠田との関係を、政光がその後も大吉から受け継いた以上は、その点については、ある程度知っているのではないかという期待も一方であった。つまりは期待と不安の間を、常に揺れながらの取り調べをしていたわけだ。


「まず、佐田実から、資金の融通と引き換えに、佐田が持って来た、親父さんが持っていたのと同じ証文……。実際には、証文の偽物だったと考えているが、それを当時受け取っていたはずなんだ。しかし、あんたのところにあった証文は、本物の、おそらく親父さんの証文で間違いないと思うが、それしか無かった……。受け取った証文についてでも、佐田との契約の話でもいいが、親父さんから何か聞いてないか?」

「それについては正直具体的には聞いてないが……。かすかな記憶だが、親父から、佐田には騙された云々という話を聞いたことがあったが、もしかしてその、偽? ということと関係があるのか?」

西田の質問に、明言を避けながらも、伊坂大吉が証文が偽物だと後に気付いたかもしれないと言うニュアンスの証言をした。


 ただ、現実に、伊坂には証文を偽と見破る可能性があったはずだ。まず、伊坂自身が自分の本物の証文を持っていたことが今回判明した。じっくり比較してみれば見破った可能性はある。


 そして、喜多川や篠田が佐田実の死体から奪い、貸し金庫に保管していた北条正人の分の証文を、もし脅迫ついでに2人から見せられていれば、そちらの存在からも、おかしいと見破るチャンスは、少ないながらもあったかもしれない。


 勿論、可能性で言えば、きっちり確認して偽と判断出来るのは、断然自分のモノとの比較だろうが、とにかく機会はあったのだから、政光の証言と合わせ、偽造したものと見破り、処分していたとしてもおかしくはない。今のところ、西田も吉村も断定こそ無理だが、ある程度納得出来るレベルで、偽の証文は処分されたと推測出来た。


「こっちとしては、おそらく見破った可能性はあるとは思うが、あんたの認識についてはわかった。次に、会食翌日、札幌へと午前中に戻る予定だった佐田実が、突然生田原に連れて行かれ、そこで本橋に殺害されて遺棄されてる点から聴きたい。7年前に本橋の取り調べから得た証言では、おそらく砂金がまだあるかのように、あんたの親父さんが佐田を騙して連れて行ったらしいが、それについては何か聞いてるか?」

「いやあ、全く知らん。聞いてない」

政光は短く否定した。

「そうか……。だとすればそれは仕方ないな……」

西田は、当時東京に居たため、犯行には一切関わっていないと見られる政光のその発言に、利害関係がない以上は嘘はないと思い、話を進める。今度は、さっきの偽証文の絡みでも想起していた話の本筋についてだ。


「話は、今度は佐田実の殺害後になるが、協力した喜多川と篠田は、今度は親父さんを脅迫したと見てるんだ。2人は、(大吉が)戦中に高村を殺したことを、佐田実が殺される直前まで持っていたはずの、兄の佐田徹が昔書いた手紙のコピーから知って、それを理由に親父さんを脅迫し、借金の問題解消だけでなく、自分達の会社での待遇まで上げさせた、そうじゃないか?」

その質問には間髪置かずに、

「まさにその推測のままだ! 2人は親父に、事前に約束していた借金の棒引きだけでなく、昇進を求めてきた。ただ、相手も殺人に協力してる以上、親父に必要以上に迫ったというわけでもなかった。自分達もある程度手を汚してたわけだから、そう強くは出れないのは当たり前だよな? そういうわけで、親父としても、強く脅迫されたという意識はなく、仕方ないから、優遇してやったぐらいの意識だったみたいだ。そして俺もその前提で、2人との関係を受け継いだ。そういうことだ。これは俺の推測に過ぎないが、篠田も喜多川も、親父に対して自分達を消さないように牽制する意味の方が、むしろ強かったのかもしれない。俺も会社を継いだ後、『あんたの親父さんが、過去に色々やってることを証明するものを隠してるから、変な気は起こすなよ』と言われたことがある」

と返した。

「佐田のように、返り討ちで殺される可能性を考えて、その予防のためにも利用したってことか?」

西田に更に追及されると、

「おそらくは……。まあ親父には、さすがにそこまでするつもりはなかったと思うが」

と語った。


 佐田のカバンやその中身の証文や手紙は、喜多川の銀行の貸し金庫に預けられており、昇進を要求する切り札であったと共に、そういう「保険」的な意味があったとしても、整合性が付くのは事実だ。


「その手紙なんかを、喜多川が貸し金庫に保管していたことは知っていたのか?」

「貸し金庫かどうかは聞いていなかったが、さっきも言ったように、俺に対する脅しの際に、どこかに隠してあるのはわかってたから」

「その点について、喜多川の死後遺族に聞いてるな?」

「ああ、聞いたはずだ」

「しかし、余り追及することもなく、そのままにしたようだが?」

「あの嫁さんが、新たに脅してくるようには思えなかったからな。面倒なんでそのまま放置したはずだ」

「脅迫された際、親父さんは、大島にそのことを伝えてたのか?」

「……それは特に聞いてはいないが、証拠物を抑えた上で、脅されていたのなら、大島に言ったところでどうしようもなかったろうし、俺が継いでから、それについて大島に何か言われたことはないな。そもそも、こっちが手出しするのを止めさせる意図が大きいと見ていたなら、親父も大事おおごとにするのは避けたのかもしれない」

西田の質問に次々と即座に答えたことや、筋もそれなりに通っていたので、西田はこの話は本当だと確信した。


「ところで、ちょっと話を戻して幾つか聞いておきたい。まず本橋について聴きたいんだが、伊坂組からは、成功報酬のようなモノは出さなかったのか? 7年前の捜査では、そういう形跡は見当たらなかった。そしてそれが事実となると、本橋への報酬は大島が払ったってことになるのか?」

代わって吉村が尋ねると、

「詳しくは聞いていないが、親父の代も俺になってからも、大島にかなりの献金をしていたわけで、わざわざ別途そういう形では、親父も提供していないと思う。話も聞いてない。それこそ、さっきの話じゃないが、大島にも殺意自体が沸き起こっていたとするなら、大島が全部持っていたとしても、俺はおかしな話だとは思わんな。呼び寄せた、本橋? って殺し屋との関係も、親父よりは呼んだ大島の方が強いんだから」

と答えた。


 この話が本当なら、まさに大島は、伊坂の虚言に乗せられる形で、しかも自分の強い殺意で、本橋に佐田を殺させたということになる。勿論そこに伊坂は介在したが、伊坂の殺意は、大島の殺意に吸収されていたと言っても過言ではなかろう。まんまと利用されたわけだ。更に吉村は次の質問に移った。


「大島にも強い殺意があって、本橋を殺し屋として呼んできたことは推測出来るが、実際の殺害計画については、あんたの親父さんが主導したってことでいいのか? そして、大島が葵一家側に派遣要請したと見られる本橋が、北見までやって来て、親父さんと落ち合ったということも含めて、大島と親父さんは、事前にきちんと打ち合わせしてたと思うがどうだ?」

「これについてはよくわからんし、聞いても居ないが、少なくとも、親父が自分の会社の部下を使い、直接本橋に指示してたというなら、その点は、しっかりと大島側と打ち合わせした上で、親父が中心になってたとしてもおかしくはないな」

「そうなると、大島が、殺害計画の中身を具体的に知っていたかどうかだが、喜多川や篠田が本橋を手伝って、佐田実を殺害することを知ってたと見て良いのか? 同時に、逆にだが、喜多川や篠田は、大島が殺害に直接関わってることを知ってた?」

「最初の、大島が知ってたかどうかだが、何時知ったかははっきりしないが、大島自身は親父から知らされていたはずだ。大島と、親父の死後、それまでの経緯もあって、色々と話さざるを得なくなった時に、ある程度状況を知っていたから間違いない。多分、殺害の前には、親父から計画を聞かされて知ってたんじゃないか? それと、一方の喜多川達が知ってたかについては、大島が親父に殺人の件で、警察に圧力掛けてくれたのは知ってるが、殺害に直接関わっていることは、まず知らなかったと思う。連中からは何も聞いてないし、もし知っていたら、大島にも、親父同様何か吹っかけたかもしれないが、それも一切なかったはずだから」


 この点は、政光としても、大半は詳細に知らないのだから仕方ないにせよ、少なくとも大島は、殺害方法の具体的中身については、最低でも事後には知っていたことは間違いないようだ。おそらくは事前に聞いていただろう。少なくとも完全に伊坂任せということは、大島も殺害について具体的な利害を認識していた(それは大吉による騙しによってではあったが)のならば、まずあり得ないと言って良い。


「じゃあ、この部分での一連の質問では最後だ。殺害後、今度は佐田の家族から、失踪に関して警察沙汰になり、親父さんは警察に怪しまれることになった。これは予期してたんだろうか? そしてその時に、大島が警察に圧力掛けたのは間違いない。それも金は絡んでないんだな?」

「予想してたかどうかはわからないが、全く覚悟してなかったとは思えないな。どっちにしろ親父が警察にマークされて逮捕でもされれば、必然的に大島にも不利益が及ぶわけだから、一々金で頼む必要すらなかったんじゃないか?」


 質問にも間断なく政光が答えてくれたこともあり、吉村も満足そうだった。一方で西田もまた、政光の一連の答えを聞いて深く頷き、

「確かに親父さんと大島は、それ以前から、脅迫と利権で一蓮托生の関係だったが、その関係が、事件でより深まったわけだ、望まずとも」

と、話し掛けた。

「おそらくは、そういうことだったんじゃないかと俺も思う。親父も大島も、内心互いに憎しみ合いながらも、利益を共有して、雁字搦がんじがらめになってたんじゃないか? そして俺もまた、そのくだらなさをわかっていながら、会社を維持するために、会社のみならずその関係をも継承した。それ以上でもそれ以下でもないだろうよ」

そう目の前の刑事2人に言い切った時の政光は、置かれた境遇に思い悩んだ青春時代の姿を、一瞬垣間見せたように西田には思えていた。

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