景色あるいは風景に関するミナミの考察

@haru1

第1話

30年後の私たちは何をしているだろう。

この素朴な疑問は、これまでも繰り返し問われてきた、ありふれた言葉に映るだろうか。

しかし、そんな私たちにとって日常的な言葉が、いま、これまでとは違った意味を帯びる。

技術的特異点。

それが起こる時、私たちは何を見、何を感じるだろう。

幸福。

期待。

恐怖。

絶望。

あるいは何も感じなくなっているのかもしれない。

技術の先進化は、それ自体が自己目的化され、手段の肥大化による私たちの感覚侵犯を引き起こす。

堕落。

それは、無機質で暗いところ。

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