引っこ抜いたら異世界で マンドラゴラを相棒に開拓者やってます

第一部・あとがき

　長きにわたるご支援、ご愛読、ありがとうございました！　

　本日の更新をもちまして『スクリームフロンティア　第一部・ユグドラシル大陸編』完結です！

　更新開始から三年と十カ月。どうにかこうにかここまでたどり着きました。狩夜君とレイラの冒険は、これにて一区切りです。

　事前に用意したプロットと世界観、キャラ設定から、大きく脱線することなくここまで書き上げることができ、正直ほっとしております。そして、読者の皆様から多くのフォローと評価、応援をいただけましたことには、心底ありがたいと思っております。とても励みになりました。

　努力と根性の熱血系。チート控えめのストレスアリーという、流行に逆行したような作品でありましたが、案外戦えるものですね。

　第一部を全部読まれた方は、冒険の舞台である異世界、イスミンスールが、どのような世界で、どのような歴史を歩み、どのような問題を抱えているかを、正しく理解していただけたかなと思います。

　世界を救う冒険に絡めてこれらを説明するのが、本当に大変でした。

　まったく、長いチュートリアルだったぜ……

　大変といえば、人類の滅亡とか、世界の危機とかを各章ごとに用意して、主人公に解決させるのも、実際にやってみるとすごく難しかったです。キ〇ト君とか、か〇じょうさんとかが、いつも当然のようにやっていることですけど、自分のキャラにやらせようと思うと、これがもう大変で大変で……

　他にも、舞台から女の子が長期離脱しないようにとか……中ボスは楽勝でもいいけど、大ボスには苦戦しなきゃ駄目とか……自分の作風を貫いて物語を書くのは本当に難しい。でもそれが面白い！

　次回からは、第二部の幕開けとなる『第六章・希望への架け橋編』がスタートします。

　第二部では、真央という例外を除いてソロでの開拓活動に勤しんでいた狩夜君が、ついに本格的にパーティを組む予定。

　狩夜君が誰とパーティを組み、どのような関係を築き、どのように絆を深め、どのように冒険するかに乞うご期待！

　今後も四苦八苦するのでしょうが、挫けずに頑張りますので、応援していただけましたら幸いです。

　最後になりますが、一介の社会人でしかない私が、今日まで執筆を続けることができたのは、小説を愛する顔も知らない人々からのご尽力の賜物であると思っております。

　カクヨムの運営に関わる全ての方、そして何より、今作に興味を持ち、目を通してくださったあなたへ、心よりの感謝を。