041・水と木の英傑

「なん……だ? あの人……?」


 いや、そもそも人なのかどうかすら怪しい。それほどまでに、あのカエル男の存在は異質である。


 いままで狩夜が目にしてきたイスミンスールの住人は、水の民にしろ風の民にしろ、基本的には人間だった。魚類や鳥類の特徴が体のどこかにあるが、顔は人間のそれだったし、体や四肢の造形も、下半身が魚だったり、両腕が翼だったりもしたが、忌避感を覚えないほどには人間だった。


 だが、このカエル男は違う。どう見ても人間じゃない。


 肌は口から上が緑で、口から下が白の二色であり、油を塗りたくったかのように艶めいている。眼球は完全に顔から飛び出していて、脳天よりなお高い場所に位置していた。口は三角形に突き出ていて非常に大きく、その大きな口の上には鼻孔が二つ存在し、その鼻孔から両目、両耳にかけて、黒い模様が続いていた。


 体は人間と似たような造形をしていて、服を着こみ、金属製の鎧と剣で武装しているが、いろいろと比率がおかしい。身長はとても低く一メートルほど。頭が大きくて首がなく、手足が短いため三頭身。指の本数は四本で、手袋をしているため定かではないが、指と指との間には水かきがあるのではなかろうか? 服の隙間から覗く肌の色は、やはり緑と白の二色であり、境目がはっきりしている。


 カエルである。カエルっぽい人間ではない。カエル人間だ。ベースがカエルで、人間が後付けである。いや、あれは人間というよりも、むしろ――


「魔物?」


 狩夜は、誰にも聞こえないほどの小さい声でそう呟いた。


 人間よりも魔物に近い。もしくは、人間と魔物のちょうど中間。そんな印象を、狩夜はカエル男から感じた。


 だが、状況と先ほどの発言からして、カエル男が魔物でないのは明白である。そして、事前情報と、この規格外の剣気、威圧感から察するに、彼が現唯一のハンドレットサウザンドの開拓者にして、世界最強の剣士である――


「「「「「フローグ・ガルディアス」」」」」


 この場にいるすべての者の声が意図せずに重なった。その直後、カロンが慌てたように身を翻し、早口でこう告げる。


「急用を思い出しました! ガリム、決闘はなしです! 今後は口を慎むよう心掛けなさい!」


 ガリムを一睨みしてから走り出し、いずこへと急行するカロン。その姿が完全に見えなくなると同時に、ガリムがこう呟いた。


「あやつ、相変わらずフローグが苦手みたいじゃのう……」


「カロンはカエル嫌いですからね」


 ランティスはそう言ながら苦笑いを浮かべ、「興がそがれたわい」と戦斧を背中に担ぐガリムと向き直った。次いで、こう尋ねる。


「それで、結局あなたは何をしにきたんですか、ガリム殿? 用があったのはカロンにではなく、私にでは?」


「おお、そうじゃった。頼まれていた鎧の整備があらかた終わったぞ。ここから先は、お前さんに着てもらわんと作業が進まんでな。工房まで足労願うぞ」


「わかりました」


「うむ。では、わしは一足先に工房にいっとるからな。フローグの奴にはうまいこと言っといてくれい」


「それはかまいませんが……今後は先ほどのようなことがないよう、お願いいたします」


「わかっとる。そう、わかってはおるんじゃが……どうにもカロンの奴はからかいたくなってしまうんじゃよ」


「にょほほ」と悪びれた様子もなく笑うガリムに対し、ランティスはほんの僅かに両目を細めてみせた。次いで、やや低くなった声でこう告げる。


「ガリム殿、できれば命令はしたくないのですがね?」


「む……承知した。善処しよう」


「ええ、そうしてください」


 このやり取りを最後に、ガリムは狩夜たちに背を向け、工房とやらを目指して歩き出した。そして、そんなガリムと入れ替わるようにフローグが狩夜たちに歩み寄り、ランティスの前へとやってくる。


「どうやら穏便に済んだようだな」


「はい、おかげ助かりました。やはり火には水ですね。フローグ殿の一言で、カロンもすっかり頭が冷えたようです。ありがとうございました」


「それはいいんだが……カロンがああなる前に止めようとは思わなかったのか?」


「止めようとはしました。ですが、なにぶんカロンとガリム殿は相性が悪く、一緒にいるといつも以上にカロンの沸点が低くなるのですよ。困ったものです」


「そいつらの手綱を握って、相性が良かろうが悪かろうが、うまいこと誘導するのが司令官の仕事だろうが。お前がそんなことでどうする」


「いやはや、返す言葉もありません。自らの力不足を痛感していますよ」


 ランティスは申し訳なさげに右手で頭をかきながら、自身の半分ほどの身長しかない相手に何度も頭を下げた。次いで、こう言葉を続ける。


「やはり、私のような若輩ではなく、フローグ殿が司令官を務めるべきではないでしょうか? 演説は明日です。今ならまだ――」


「馬鹿を言うな。俺のような訳ありの強面に司令官が務まるか。それに、遠征軍には女の開拓者も多く参加する。美形のお前がやった方が士気も上がるさ」


 フローグはそう言って、ランティスの厚い胸板を右手で小突いた。それと同時に鳴き袋が大きく膨らむ。わかりづらいが、どうやら笑っているらしい。


「工房でガリムが待っているんじゃないのか? 早くいけ」


「……わかりました。ではフローグ殿、また後ほど。それじゃイルティナ、私はこれで失礼するよ。今日は会えて嬉しかった。また会おう」


 ランティスはこう言うと、踵を返して歩き出した。が、すぐに足を止めて上半身だけで振り返る。そして、狩夜とレイラを見つめながら口を開いた。


「カリヤ君。私たち遠征軍は、明日ここウルザブルンで演説をした後、各国の主要都市を回ってから、ミズガルズ大陸に向かう手筈になっている」


 意志統一のためのプロパガンダか——と、狩夜はランティスの言葉を冷静に分析した。全人類が協力して、魔物から大地を取り戻そう! と声高に叫び、民衆からの理解と寄付を得るのが狙いだろう。


 ユグドラシル大陸の南に位置するウルズ王国から時計回りに移動して、フヴェルゲルミル帝国を経由し、ユグドラシル大陸の東に位置するミーミル王国へ――というのが遠征軍の順路になるはずだ。目的地であるミズガルズ大陸がユグドラシル大陸の真東にあることを考えれば、まず間違いない。


「だから、遠征軍がユグドラシル大陸を発つまでにはまだ時間がある。それまでにサウザンドの開拓者になり、気が変わったのなら私に声をかけてくれ」


「え……」


「先にいって待っているよ。ならこれる」


 そう言い残すと、今度こそランティスはいってしまった。狩夜は「だから興味ないっつーの」と、胸中で呟きながらランティスを見送る。


「イルティナ様、先ほどは大変ご無礼をいたしました。カロンとガリムの衝突を止めるためとはいえ、貴方様にまで剣気を向けてしまい弁解の余地もございません。いかなる処分も甘んじて受ける所存でございますが、此度の遠征が終わるまで待っていただけますと幸いです」


「よい、不問だ。あの状況ではあれが最善であろう。よく二人を止めてくれたな。感謝する」


「は、光栄の至りです」


 狩夜がランティスと話をしているすぐ横では、フローグがイルティナの前で膝をついていた。そのやり取りは妙に様になっており、姫とそれに仕える騎士といった感じである。フローグの持つ高い教養を、見ているだけで感じ取ることができた。


 見かけとは裏腹に、随分と教育の行き届いたカエルである。少なくとも、礼儀作法では完全に狩夜の負けであった。


「では、我が王に顔を出すよう言われておりますので、これにて失礼いたします。道中お気をつけて」


 フローグはこう言って立ち上がると、イルティナに向けて深く頭を下げ、次いで歩き出した。そして、歩きながら狩夜の方へと視線を向ける。


「――っ」


 人ならざる視線に射抜かれ、息を飲む狩夜。だが、すぐにそれが勘違いであることに気づく。フローグは、狩夜のことなど見てはいない。フローグが見ているのは、狩夜の頭上にいるレイラであった。


 フローグは、しばらくレイラを見つめた後「ふっ」となにやら意味深に笑い、その後、興味を失ったかのように視線を前へと向けた。そして、北門の方に向かって悠然と歩みを進める。


 そんなフローグの後ろ姿を、狩夜は安堵の息を吐きながら見つめた。そして、視線はフローグに固定したまま、恐る恐るイルティナに尋ねる。


「あの……両生類系の水の民って、皆あんな感じなんですか?」


「違う。フローグ殿は特別だ」


 狩夜の質問を予期していたのか、間髪入れずに答えが返ってきた。イルティナの予期はその後も止まらず、狩夜の心の内を見透かしたかのような発言を続ける。


「カリヤ殿の言いたいことはわかる。フローグ殿の容姿は、あまりにも人間からかけ離れていると言いたいのだろう? そして、カリヤ殿はこうも考えているはずだ。フローグ・ガルディアスは本当に人間なのか? もしかしたら魔物なんじゃないのか? とな」


「……図星です」


「だろうな。かく言う私も、初めてフローグ殿を目にした時はそう思ったものだ。そしてその疑問は、彼を目にしたすべての人間が抱くものでもある」


 イルティナは自嘲気味に笑いながら、更にこう言葉を続けた。


「彼の出自を疑う理由は容姿だけにとどまらない。フローグ殿は、ソウルポイントの吸収にテイムした魔物を必要としないのだ。魔物の魂の吸収と、白い部屋での自己強化、それらすべてをその身一つでこなす」


「それは完全に魔物の特徴です!」


 狩夜がつい声を荒げるも、イルティナは静かに首を左右に振った。そして、ある事実を口にする。


「だが、その一方で、フローグ殿はマナによる弱体化もしないのだ」


「え……?」


「水の民の王による公式発表では『フローグ・ガルディアスは、水の民の王族が秘密裏に行っていた人体実験により生まれた、人間と魔物の双方の特性を有した生体兵器であり、その唯一の成功例である』とのことだ」


「証拠は……」


「ない。その実験が行われたという施設は、ウルズの泉の底の底。施設の中には空気こそあるらしいが、水の民以外ではとても立ち入れぬ場所だ。真実は水の中というわけだな」


 ここでイルティナは顔を動かし、その施設とやらが沈んでいるウルズの泉を見つめた。フローグの姿はもう見えなくなっていたので、狩夜も釣られるようにそちらに目を向ける。


 狩夜とイルティナは、しばし無言でウルズの泉を見つめた。だが、ウルズの泉は何も言ってはくれない。ただただそこに存在し、陽光を受けて美しくきらめいている。


 イルティナが言うように、フローグ・ガルディアスの真実は水の中だ。その真実を知る術は、狩夜にはない。


「だから、フローグ殿の周りには常に疑惑が絶えない。いわく『フローグ・ガルディアスは、魔物に孕まされた水の民が生んだ混血児である』。いわく『フローグ・ガルディアスは、魔物がユグドラシル大陸に送り込んだスパイである』。いわく『フローグ・ガルディアスは、【厄災】の呪いを最も色濃く生を受けた、呪われた人間である』。他にも、他にも……フローグ殿も言っていたではないか。自分は訳ありだ——とな」


「そんな訳ありの人が、どうして遠征軍に? それに、イルティナ様やランティスさんたちの様子を見れば、過去はどうあれ、今はとても信頼されていることはわかります。フローグさんは、いったいどうやってそれほどの信頼を得たんですか?」


「それは——」


「功績ですよ」


 突然会話に割り込んできた穏やかな声。狩夜はウルズの泉へと向けていた視線を、反射的に声が聞こえた方向へと動かす。


「彼は、大多数の予想に反して、我々人類の味方であり続けた。そして、誰もが認める功績を上げ続けた。スターヴ大平原攻略戦での主討伐。ミズガルズ大陸奥地への単独先行偵察。不可能とされていたアルフヘイム大陸と、ヨトゥンヘイム大陸の発見と上陸。此度の遠征の要である、ミズガルズ大陸西端での拠点設営も、彼の協力なしでは不可能だったでしょうね」


「ジルさん!?」


 つらつらとフローグの功績を口にする声の主は、なんとヴェノムティック・クイーンとの戦いで死んだはずの開拓者、“七色の剣士”ジル・ジャンルオンであった。


 え!? 生きてたの!? どうしてここに!? と、狩夜が目を見開く中、隣に立つイルティナが、気まずげにこう声を発する。


「ギル戦士長……」


「……え? ギル? ジルさんじゃ……ない? あ、そっか……じゃ、あの人が……」


 どうやら、ジルと瓜二つのこの男性こそが、ウルズ王国戦士団・団長にして、ジルの父親である、ギル・ジャンルオンその人であるらしい。


 確かによく見れば、ジルにはない大人の渋みというか、落ち着きというか、色気というか、おこちゃまな狩夜にはよくわからない何かが全身から滲み出ているような気がした。ナイスミドルとはこういう男性のことを言うのだろう。


 今日はオフなのか、ギルは長方形のレンズをした眼鏡をかけ、白を基調としたゆとりのある服装であった。右手には買い物袋を抱えており、その買い物袋には、フランスパンによく似たパンと、色とりどりの野菜が入っている。


「このように、フローグ君の功績を上げれば切りがありません。フローグ君は、こうした功績を積み重ねることで、今の名声と、信頼を手にしたのですよ。まあ、出自と見た目があれですから、疑惑がなくなることもありませんがね。成功者への妬みもあるのでしょうが……愚かなことこの上ない行為です。もしフローグ君がスパイであったのなら、とうの昔に人類は滅んでいますよ」


 こう言いながらゆっくりと歩み寄り、遠くもなく近くもなく、初対面の相手に不快感も警戒も抱かせない絶妙な距離で立ち止まるギル。動作の一つ一つに滲み出る相手への気遣いに、狩夜は心の中で盛大な拍手を送った。


 かっこいい男を目指すうえで参考になる。と、狩夜がその一挙手一投足を注視していると、ギルは笑みを浮かべながら狩夜を見下ろし、こう口を動かした。


「今の説明で納得できたかな? カリヤ・マタギ君」


「あれ、なんで僕の名前……?」


「イルティナ様からの報告で聞いていますよ。ティールの危機に颯爽と現れ、瞬く間に奇病を治療した光の民の開拓者。本当にありがとう。君の功績は、未来永劫語り継がれるべき素晴らしいものです。ウルズ王国戦士団・団長として、心よりの感謝を君に」


 狩夜に向かって優雅に頭を下げるギル。そして、頭を上げると今度はイルティナと向き直り、すぐさま膝を折ろうとした。だが、そんなギルを「きょ、今日は立ったままでよい、戦士長」と、イルティナが慌てて止める。


 普段と様子の違うイルティナに、ギルは一瞬だけ怪訝そうな顔をした。が、すぐに表情を整え、心からの忠義を感じさせる声で次の言葉を紡ぎ出す。


「イルティナ様、御無事で何よりです。ウルズ王国第二王女倒るるの報に、城の中は大混乱でございましたよ。私も本心ではティールへと急行したかったのですが、奇病による被害拡大を防ぐため、王命により隔離という処置をとらせていただきました。まことに申し訳ございません」


「いや、的確な判断だ。戦士長も父上も、何も間違ってはいない」


「そう言っていただけますと幸いです。しかし、どうして今ウルザブルンに? 物資の第一陣はそろそろ到着したころだと思うのですが、何か手違いでもございましたでしょうか? それとも、ジルがまた何かやらかしましたか?」


「……っ」


 ギルの口からジルの名前が出たことで、イルティナの顔が盛大に曇った。それを見て取ったギルは顔をしかめ、そのしかめっ面を隠すように左手で顔を覆う。そして、小さく溜息を吐き、次いで口を動かした。


「そうですか、またやらかしたんですね、あの馬鹿息子。今度は何をやらかしたんですか? 遠征軍に参加するのが嫌で逃げ出して、その逃げた先でいったい何をやらかしたんですか? イルティナ様にどのようなご迷惑をかけたんですか? 遠慮せずに言ってください。私の方からきつく……ええ、本当にきつく言い含めておきますから」


「……ああ。今日はそのジルのことで、父上と戦士長に話をしに来たんだ。それで……その、少し真面目な話でな。ここでは話せない。今夜にでも時間をいただけないだろうか?」


「今夜……ですか? 誠に申し訳ございません。見ての通り、今日は非番でして。明日から始まる精霊解放遠征には私も参加しますので、今夜は妻と家族水入らずで過ごすつもりです」


「ウルザブルンの防衛の要である戦士長までもが、遠征軍に参加するというのか!?」


「はい。今回の遠征、国王陛下もそれだけ本気ということです。ですので申し訳ありません。本来は許されざることですが、今の私は生きてこの町に帰れるかどうかもわからぬ身の上。今夜は愛する妻との時間を優先させていただきます。これは国王陛下も認めてくださったこと。最後やもしれない妻との時間。誰にも邪魔はさせません」


「ぐぬ……わかった。このような日に奥方との時間を潰させるわけにはいかんな。よし、夜は諦めよう。なら、今から戦士長の家で、奥方を交えてならばどうか? ジルについては、奥方ともぜひ話をしておきたい」


「今からですか? まあ、それならば……しかし、姫様がそこまで言うなんて、ほんとに何をやらかしたんですか、ジルは?」


 ギルからのこの返答に、イルティナは安堵の息を吐いた。が、すぐに表情を引き締め、こう告げる。


「突然のことで申し訳ないが、これからお邪魔させていただく。カリヤ殿、少しいいだろうか?」


「あ、はい。なんですか?」


 ギルから視線を外し、真剣な顔で狩夜を見つめながら名前を呼ぶイルティナ。狩夜はその呼びかけに頷き、言葉を返す。


「すまないが、聞いていた通りだ。私はこれから戦士長の自宅に向かわなければならない。城への案内は少し待ってくれ。待ち合わせ場所は……開拓者ギルドでかまわないだろうか?」


「わかりました」


 初めて来た町だが、開拓者ギルドの場所ぐらいわかるだろう。いざとなれば道行く人に聞けばいいのだ。


「僕は大丈夫ですから……その……お話し、ちゃんとしてきてください」


「……ああ」


 こうして、イルティナは狩夜と別れ、ギルと共に歩いていった。亡くなった婚約者、その名誉を守るために。そして、死なせてしまった幼馴染、その両親にケジメをつけに行くために。

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