第8話 第三の客人ー2

「確かここらへんで目撃されたらしいですよ。」


ここはおばさん二人が話していた場所に不審者は目撃されたのか。


「目撃者は?」


「40代おばさん二人ですね。」


「あの人達かよ…あはは」


少し頭を抱えそうになった

俺が離れてから30分は経っていたというのにまだ話していたのかと思うと少し歳を重ねたくないと思ってしまうな


「とりあえずここらへんを探してみましょ、いるかもしれないよ」


俺たちは分かれた。

少しの時間しか経っていないためまだいるはずだ。


しばらく探していると夢葉くんが声をあげた


「みなさんこっちに来てー!」


その声に反応し、俺と片山はそこに駆けつけた。

そこに倒れていたのはぼろぼろのスーツで横たわっている男性だった。


「この男かな?」


「たぶんそうだろうな、よし起こすぞ」


「え?起こすの!?」


「起こさないと始まらないだろ?」


俺は横になっている男性を叩いた

はやく起こすように思いっきり。


「起きろ、はやく。」


ん、と横になってる男性が声をあげる

どうやら起きたようだ。


「おい大丈夫か?」


「あ、ああ…大丈夫だ。」


不審者が顔を俺たちの方を向けた

だがその顔は見たことある顔、しかもよく最近に見かけた


「あ、あれ!?この人って…」


「く、夢葉…!?」


ぼろぼろのスーツで横たわっていた男性(不審者)の正体は上司でもある部長であった。

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サイレントデイズ(休載中) 焚斗 @takuto

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