主人公の青年・隆太を訪ねて、ある日突然不思議な一家がベトナムからやってきた。
一家は、両親と一人の娘。
娘はある超常の力を持ち、隆太が彼女の守人であると語る。
……はい?
と、反応に困るような出会いから始まる、この物語。
普通なら怪しい勧誘?のように感じるところですが、様々な出来事が隆太の意識を引き留め、ついに彼は一家と共に時間を過ごすようになります。
その時間は、とても神秘的で、精神的に満ち足りたものへと変わっていきます。
とても身近だけれど、多くの人が見過ごしてしまっている、おおいなるものへの繋がりの感覚。
人との繋がり、自然との繋がり。そして、すべてを取り巻く宇宙との繋がり。
隆太の世界が、よい方向へとどんどん前進していきます。
そして隆太自身も、自分自身を解放し、ある特別な力を操るように…。
これは単なる超能力ものではなく、その力を使うべき精神の在り方を探求していく物語です。
激しい能力戦、人を傷つけるような行為は出てきません。
あくまでも優しく、愛の精神を育むための物語。
読めばきっと、世界を視る目が変わります。
忙しくギスギスした日々を過ごす人たちに、ぜひとも読んでいただきたいと思います。
ユニークなことに、「隆太が書いたブログ」が、ちゃんとあるんです(笑)
自分の体験をつづった、とても面白いブログです。
この作品と合わせて読むと楽しいですよ♬