応援コメント

野良兵器を拾った少女のお話」への応援コメント


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    終盤、ぼろぼろ泣きながら読みました。
    この終わり方が、美しくも残酷で、良い。

     「おっ、秋山瑞人っぽいな、セカイ系だな」って軽い気持ちで読んでいたんですよ。

     そしたら終盤でガツーンとやられました。

     とくにラストが良い。
     私にはできない。思いつきもしない。
     私だと、「戦争がエスカレートして人類が滅亡して少女とモノだけ残って、やっと自由になれたね、放射能まみれの廃墟を旅する2人。」みたいな、そういうかっちりした終わりを付けてしまう。
     それでは決定的に、この話の良さが失われてしまう。

     「わたしたちは、無敵だ!」って、じっさいに無敵であるはずがないし、すぐに狩り立てられたんだろうな、ということは予想できるんですよ。

     でも、それを書かないことで、永遠に開かれて無敵なんですよ。
     99.99999は永遠に100%にならず、ならないだけの力を、少女の心の変化が生み出したんですよ。

     とにかく一番良かったです。