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2018年12月6日 18:10 編集済
終盤、ぼろぼろ泣きながら読みました。この終わり方が、美しくも残酷で、良い。 「おっ、秋山瑞人っぽいな、セカイ系だな」って軽い気持ちで読んでいたんですよ。 そしたら終盤でガツーンとやられました。 とくにラストが良い。 私にはできない。思いつきもしない。 私だと、「戦争がエスカレートして人類が滅亡して少女とモノだけ残って、やっと自由になれたね、放射能まみれの廃墟を旅する2人。」みたいな、そういうかっちりした終わりを付けてしまう。 それでは決定的に、この話の良さが失われてしまう。 「わたしたちは、無敵だ!」って、じっさいに無敵であるはずがないし、すぐに狩り立てられたんだろうな、ということは予想できるんですよ。 でも、それを書かないことで、永遠に開かれて無敵なんですよ。 99.99999は永遠に100%にならず、ならないだけの力を、少女の心の変化が生み出したんですよ。 とにかく一番良かったです。
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終盤、ぼろぼろ泣きながら読みました。
この終わり方が、美しくも残酷で、良い。
「おっ、秋山瑞人っぽいな、セカイ系だな」って軽い気持ちで読んでいたんですよ。
そしたら終盤でガツーンとやられました。
とくにラストが良い。
私にはできない。思いつきもしない。
私だと、「戦争がエスカレートして人類が滅亡して少女とモノだけ残って、やっと自由になれたね、放射能まみれの廃墟を旅する2人。」みたいな、そういうかっちりした終わりを付けてしまう。
それでは決定的に、この話の良さが失われてしまう。
「わたしたちは、無敵だ!」って、じっさいに無敵であるはずがないし、すぐに狩り立てられたんだろうな、ということは予想できるんですよ。
でも、それを書かないことで、永遠に開かれて無敵なんですよ。
99.99999は永遠に100%にならず、ならないだけの力を、少女の心の変化が生み出したんですよ。
とにかく一番良かったです。