城戸家その他

ネタバレありますので、できれば中盤ぐらいまで読み進めた後にご覧ください。


城戸宗龍むねたつ


通称は善三郎。城戸家第十六代当主。礼次郎の父。徳川家康によって非業の死を遂げる。


大鳥順八郎


城戸家の筆頭家老。順五郎と藤の父親。礼次郎の父、城戸宗龍の介錯をした直後、乱入して来た倉本虎之進に斬られた。


大鳥たえ


順八郎の妻。順五郎とふじの母。


谷内伊兵衛


城戸家の家老。しかし、家康に内通して城戸家を裏切る。その後は徳川家に仕えているが、どうやら冷遇されている模様。


熊田寛介


城戸家の侍大将。城戸の動乱で戦死した。


斎藤茂吉


四十八歳。城戸家の勘定方を勤めている。算術や事務処理能力に優れ、城戸家の財政や裏方の一切を取り仕切っている。穏やかで優しい性格。重臣のうち、唯一城戸の動乱を生き延びた。礼次郎は何かと頼りにしている。


おみつ


十五歳。城戸家の女中。運よく城戸の動乱を生き延びた。可愛らしく純真な少女。密かに礼次郎に恋心を抱いており、許嫁のゆりに複雑な嫉妬の感情を持つが、ゆりの人柄と美貌にとてもかなわないことを思い知り、礼次郎への想いはすっぱりと諦めた。その後、ゆりとは非常に仲良くなった模様。少女ながら細やかでよく気が付く。


お幸


城戸家の女中。十八歳。


葛西清雲斎せいうんさい


登場時三十九歳。諱は清信。

礼次郎の剣の師匠。剣の達人で、真円流の継承者であるが、他にも様々な流派を習得している模様。あらゆる武芸に通じているが、特に剣術に関しては天才中の天才で、自ら"剣神"と称する。

だが性格は悪く、傲慢でひねくれている。かつて足利将軍の御前で、一人で七十人を打ち倒したと言う伝説があるが、その真偽は不明。一時期、織田信長に仕えていたことがある。

天哮丸が見たいと立ち寄った城戸で、宗龍に幼き頃の礼次郎を指導してやって欲しいと頼まれたが、全てが凡才と見てすぐに断った。だが、あることで礼次郎が真円流の天才であることに気付き、師匠となって真円流を伝授することになった。

若き日に京で暴れていた仁井田統十郎に対戦を挑まれたことがある。その際、統十郎の突き技で左肩を壊されており、以後、左肩が不自由である。その後、統十郎はボロボロに叩きのめしたらしい。

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