天哮丸戦記

徳川家

徳川家康

言わずと知れた戦国の最終覇者。江戸幕府の創始者。天哮丸の伝説を知り、自身の野望の為に入手を画策するがうまく行かず、最終的にはついに城戸家を滅ぼして奪おうとする。だが、天哮丸の所在はわからず、結局入手はかなわなかった。城戸家を滅ぼし、城戸宗龍を自害に追い込んだことで、礼次郎にとって仇敵となる。

倉本虎之進

三十五歳。徳川家康の家臣。武将として優秀で剣の達人でもあるが、冷酷なところがある。城戸総攻撃を家康に進言、城戸宗龍の首を取ったことで礼次郎の仇敵となる。

本多正信

徳川家康の参謀。

服部半蔵

諱は正成。通称"鬼の半蔵"。伊賀流の忍術は使えるが忍者ではない。だが、父親が伊賀忍者出身で忍びの世界に通じていることから、徳川家の忍者衆を束ねている。若い頃の千蔵の父親、笹川三四郎とは旧知の仲で、三四郎暗殺の後の千蔵の身を密かに案じていた。意外と優しい性格。