第6話

ほらね?


「これを付ければいいんですか?」

「ええ、お願いします」

「……………」

「どうかされましたか?勇者様」

「すみません、実はこれの付け方がわからないんです」

「え?」

「だから付けてもらえませんか?」

「はっはい分かりました。では腕を前に出してください」


僕は腕輪を持った腕を前に出した

そしてこっちに歩いてきたマリア様(笑)に腕輪を…渡さないで、逆にマリア様(笑)の腕につける


カチャ


「え?」

「そして最後に魔力を流せば完了!」


はい、完成。

異世界でお姫様の奴隷ができました(笑)。


「何をしているんですか!今すぐこれを外しなさい!」

「うるさい、黙れ」

「っ!!」


おーマリア様(笑)ビックリしてるバレると思ってなかったのかな?

でも本当に絶対服従になってるよ。

これ言う事を聞かない事って無理じゃない?

あの項目の意味(笑)


「さて、マリア様(笑)。どうして腕輪の秘密がバレたのか、気にならない?あっ喋れないから答える時は頷いてね」

「(こくり)」

「では教えて上げよう、実はぼ「王女様を解放しろ!」くはってなに?」


いきなりマリオじゃなくてマリア様(笑)(もうめんどくさいから王女でいいや)のお付の騎士2人が切りかかってきた


「何で?」

「貴様!王女様はお前を栄光なるエバンス帝国の戦奴にされようとしていたのだぞ!光栄に思い受け入れるのが普通だぞ!それなのに貴様が王女様を奴隷にしてどうする!」


何言ってんのこの人たち

あーそう言えば神様が他国民を人間として見ていないって言ってたけっけ。

それって異世界人もなんだ

このまま斬りかかられて後ろの遥香にか擦り傷でもついたら大変だ。

この国消し飛ぶよ、僕のせいで

よし、ならこいつらは……斬るか


「じゃあ王女はそこでじっとしててね、あいつら斬って来るから」

「(ブンブン)」



僕は元々持っていたスキル[異次元空間]を使い中から魔刀を出し腰に構える

こいつらなんで切りかかってこないのかと思ったら王女に当たることを考えて僕が移動するのをまってたみたいだね

僕は騎士たちの方に歩いていく

歩いていき騎士たちを通り過ぎる


「え?」

「え?」

「はい、もう斬っちゃいました!鼻歌〇丁矢〇切り!」


ズバ!


「このネタ、セーフかな?」


カランと剣を落として血を吹き出し倒れる騎士たち

こいつらほんとに騎士なのかね、僕が通りすぎるまで何もしてこなかったんだけど

よしじゃあ次は賠償請求かな?


「王女、国王は王の間的な所に居るの?」

「(こくり)」


ていうか王女泣いてんじゃん何で泣いてんのかな?

騎士のどっちかが大事な人だったとか?

まあいいか、興味無いし


「じゃあそこに案内して」

「(こくり)」


立ち上がって僕の方を見てくる王女

うわーすごい睨んできてる怖い怖い(笑)

遥香は……まだ寝てるのか

とりあえず魔法で死体を消し飛ばして、僕に付いた返り血と床の血を魔法で綺麗にする

これでよし


「遥香、起きて、行くよ」

「(すぴー)」

「遥香起きなさい!」

「(すぴー)」

「遥香……ご飯だよ」

「ご飯!」


あっ起きた


「遥香おはよう」

「あれ?桜?何で家にいるの?」

「落ち着いて桜、周りをよく見て」

「周り?」


遥香は文字通りぐるっと見渡し僕の方を見た


「夢?」

「夢じゃない、現実を見ろ。それくらい分かるでしょ」


あっなんか既視感デジャブ


「じゃあここは何処?」

「全部説明するから、ね?落ち着いて」

「分かった、じゃあ説明お願い」

「うん───────────────────────────────────────────────────────────────ってこと。分かった?」

「まあ何となく、でも異世界かぁ初めて見た」

「当たり前でしょ」

「この後どうするの?」

「国王にあって賠償請求をする。」

「へーそれじゃああそこにたってる子は?」

「ん?」


あっ王女のことすっかり忘れてた。

案内しろって言ったのについて来なかったから出入口で待ってたのか


「あの子はさっき話した子」

「ああ、あれが桜を騙して奴隷にしようとして逆に奴隷にされたマリア様(笑)か」

「そうそう、じゃあ行こうか。」

「ねえ桜」

「ん?何?」

「大丈夫なの?相手はクズとはいえ国王でしょ?」


遥香も容赦がないな、あったことの無い国王をもうクズ扱いですか


「心配してくれてありがとう。でも大丈夫だよ、いつも通り僕に任せておいて、ね?」


なでなでと遥香の頭をなでる

あー手触りが気持ちいい

ずっとこうしていたいな


「うん、分かった。じゃあ私は喋らずに後ろに立ってるだけだね」


あー残念!もっと堪能してたかったのに


「そうして欲しいな、じゃあ行こっか」


スッと手をはるかに向かって出す


「うん」


遥香もいつも通りその手を握ってくる


さて待ってろよ国王、僕達を召喚したことを公開させてやるからな!






─────────────────────

第2話ステータスらしい

の主人公のステータスに名前を入れました

忘れていてすみませんm(*_ _)m


いつも読んで下さりありがとうございます。これからもよろしくお願いします



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異世界召喚された・・・・・しかも3度目ってそりゃ無いでしょ~でもお陰でチート~ ハースト @0118

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