第五話
アトリエの鍵を開けて部屋に入ると即座に調香の準備に取り掛かる。
材料はここに全て用意してある。ただ、朝露は限りがある為に無茶は出来ない。
冷却用の水は井戸水でいいだろうが、恐らく香りを溶かすのはこの水でなければならない筈だ。だからこそ、何度も装置にかけるのも無理だろう。
つまり、数度の抽出で終わらせなければならない。同時抽出という事だ。
私は裏手から薪を持って来ると、それを釜にかけ火種の藁を用意する。
それから、冷却用の井戸水を用意すると一通りの用意を終え、装置の状態を確認する。
前の調香から一度も使っていないので、前の香料の成分が残っている可能性もある。そうなれば、調香の際の成分が変わってしまい失敗してしまう可能性もある。
私は軽く井戸水で装置を洗浄すると網に用意した材料を並べる為に材料を一つ一つ確認する。林檎、宿り木、生姜、葡萄……どれもこれまで利用した事がない材料だ。
抽出方法に問題はないだろうが、葡萄と林檎はこのまま使えるとは思えない。
宿り木と生姜もこのままかけてしまうのは非効率的だ。どちらにしても、一手間加えなければ同時に抽出作業など出来ない。非効率的過ぎる。思ったよりも難しそうだ。
私は眼鏡をかけると林檎を手のひらで転がしながら、これをどう利用するかを考える。
抽出の際に皮を剥く。それが正しいのだろうが、それでは成分抽出に不備が出る可能性がある。かと言って、皮と実を別々にして抽出するというのも……。
林檎と睨めっこをしていても何も始まらない。いや、待てよ。林檎だけじゃない。
葡萄に関してもどうやって抽出するのだろう。
果実系は匂いが飛びやすい。だからこそ、材料としてあまり使われていなかった気がする。花や葉は水蒸気で溶かすのが簡単だがそこまで大規模な装置がいると思えない。
もしかして、火を使う必要ないんじゃないのだろうか?
確か、エリナさんが漬け込んでお茶に香りを移していたのを思い出した。
あの要領で林檎と葡萄を漬け込めば問題ないのだろうが、実はどうする。漬け込むか?
漬け込むとするなら小型の瓶という事になる。少し、実験してみるのも悪くない。
そう考え、小さな小瓶に林檎の皮。林檎の皮と実の欠片。葡萄の皮。葡萄の実の一部と葡萄の皮という四つの小瓶をそれぞれ作り、その中に無水エタノールを注いでいく。
後はこれを数時間おきに振って様子を確認して見よう。それで何とかなる筈。
となると、問題は生姜だ。見た目はただの根っこ。風邪の時に使うと聞くが、これを一体どのように使えばいいのだろう。食べればいいのだろうか?
何気なく皮をむくと根っこのように茶色がかっていた部分が明るい黄色へと変わっていく。見た限り、みずみずしい。水分が多過ぎて抽出が行えるとは思えない。
すりおろしてしまっては抽出が難しい事を考えると、やはり絞り汁を調香した物に加えるというのが自然なのだろうか? それなら、布を用意してろ過しないと……。
適当に薄手の布を用意すると残るは宿り木だけ。これだけならば、もしかして大規模な装置を使う必要はないのではないだろうか? 朝露の量が少ない事もある。
そう考え、前に帰らずの森で使っていた簡易キットを用意するとそれを利用して宿り木の抽出を行い、香料を作製しようとする。
失敗は許されない。朝露自体の量も少ない。林檎と葡萄の調香のパターンもまだ分かっていないだけに手探りでやらなければならない以上、無駄には出来ないからだ。
そう思っていたのだが、抽出出来た香料はたったの一瓶。
簡易キットを用いたのだから当然と言えば同然なのだが、不味い。失敗できない。
葡萄と林檎の方も確認するが、やはり実を混ぜていない方が綺麗な色の香料になっていた。果実の実の部分は不純物であり、使えなかったという事だろう。
ただ、色が薄い。恐らく、完全に成分を抽出出来ていないからだ。
林檎の皮と葡萄の皮はまだあるが、丁度いい香料の濃度に調整するのは至難の業。
濃度を調整。何か方法は無い物だろうか。濃くする方法。
「加える無水エタノールの量が多過ぎた? だから、成分が予想以上に薄まったと考えるなら無水エタノールの量を減らす以外に方法は……方法は……」
エタノールは揮発性であり、長期間の保管は難しい。熱に弱く、それ故に冷暗室で保管するのだ。つまり、熱を加える事によりエタノールを揮発させる事は可能。
問題は濃度の調整なのだが私の勘を頼るしかない。一か八か。だが、十分に試してみる価値はある。このままこの試作品を廃棄してしまうには惜しいからだ。
私は井戸水を容器に入れるとそれを簡易キットの火にかける。
そして、泡がぶくぶくと音を立て始めるとそこへまずは林檎から抽出し皮を取り除いた香料の入った小瓶の蓋を開けてゆっくりと温め始める。
小瓶の中の液体の温度が高くなるにつれ、エタノールが揮発しているのか目に見えて香料の色が濃くなり、同時に中に残っている液体の量も減っていく。
丁度半分くらいになった頃だろうか。
私は小瓶をお湯から上げると、蓋を閉めて先程作り上げた宿り木の香料の隣りに置く。
同じように葡萄も仕上げると残すは調香作業だけだ。
最難関の作業とも言える。何分、調香の配合率すら分からないのだ。
香りを落ち着けるのに時間がかかるだろうが、どうしよう。残された時間は少ない。
長期間の香料の放置は成分が変化してしまう可能性がある。だからこそ、ある程度の状態である期間に調香を済ませたいのだが……。
この町で一番詳しいであろうマリンさんには教えて貰えそうにもない。
ここまでやって。あと一歩という所で手が届かない。酷く悔しい。それと同時に自分の未熟さが見えていなかった事が少しだけ情けない。
だが、なんだろう。それだけでなく、やり切ったという何とも言えない感覚が残る。
でも、これでは何も解決しない。アロマはまだ完成していないのだ。
材料は揃っている。香料も出来た。あと一歩。その一歩が果てしなく遠い。
どれくらい途方に暮れていただろう。私は香料士という仕事を舐めていたのだろうか。
分からない。何もわからない。どうしていいのか。どうすればいいのか。
「まさか、全部集めきるとはね。諦めると思ってた」
声のした方を振り向くとそこにはマリンさんが立っていた。夕暮れが扉から差し込み、その逆光で表情が見えない。もしかして、呆れられたのだろうか。
無謀な事をして、出来もしない事を出来るつもりになっていた事を。
「私はね、自分の考えを訂正するつもりはない。今の積み重ねの先に明日がある。今を失敗すれば明日は来ない。だから、アロマ作りはまだ早いって思ってる。職人って言うのはただ一生懸命走り続ければいいってものじゃないから――」
マリンさんはそう呟くとゆっくりとこちらへ近付いて来る。
「私は身の丈に合った仕事をすべきだと思ってる。無理に気張って、背伸びしてもろくな事にはならないって。そうならない為には経験が必要だって」
私の製作途中の香料の前にマリンさんは立つとそれらを手に取ってじっと眺め始める。
その光景があの時。初めて鑑定され、やり直しを命じられた時に重なって。怖かった。
「でも、友達なんです。私なんかより優秀で、なんでも出来て。羨ましいなって思う事もあるけど、実際は彼女も私と同じで……。だから、私……。私……」
「そう。でも、ここで立ち止まった。無謀な事をしようとしなかった」
マリンさんはそう告げると私の頭にそっと手を置き、二度優しく叩いた。
「その事だけは認めてあげる。ティナは偉いよ。ここから先は私も手伝うわ」
そう言うと、マリンさんはアロマの材料を手に取り、調香を始めるのかと思ったが何故だろう。じっと動かなくなってしまう。何か間違えていたのだろうか。
どこか顔色も青い。凄く深刻な間違えをしてしまったのではないかと気が気でない。
マリンさんは何も言う事無く、アロマの材料を机に戻すと右手首を左手で握りしめる。
「私が指示を出すからその通りにやってみなさい。ここまでの製作過程は問題ないから」
ここまでの製作過程は問題ない。その言葉に一先ずは安心するのだが、なんだろう。少しだけマリンさんの様子に違和感を覚えてしまう。
前にコロンを鑑定して貰った時はこんな様子ではなかった。
様子がおかしい。息も僅かに荒い。大丈夫なのだろうか? 無理して……。
「私がここからの製作過程を指示するからその通りにやってみなさい。但し、私は直接は手を貸さない。あくまでも、見ているだけだから……」
マリンさんは私にそう告げると近くにあった椅子に腰を下ろした。
そして、右手首から左手を放すとそのままその手で額を覆い隠す。まるで、表情を私から隠すかのように。それでも、僅かに手の隙間から見える目は此方を覗いていた。
「まず、基本に宿り木の香料を使う。そして、それに林檎と葡萄の香料を三雫落として色が変わったら硫黄の粉末を一抓みと生姜の絞汁を色が淡い色に変わるまでゆっくり入れる」
「ちょ、ちょっと待って下さい! 一辺に言われても理解出来ませんよ!」
大慌てで宿り木の香料を手に取るとその中に慎重に林檎と葡萄の香料を三滴落とす。
すると、たちまち透き通っていた宿り木の香料が濁り始める。こんな事、初めてだ。
「宿り木が貯えた月の光によって――。って、別に座学をしているわけじゃないんだから次の作業に移りなさい。じゃないと、そのアロマが使い物にならなくなるわよ」
マリンさんの言葉に材料がもう殆んど残っていない事を思い出すと、大慌てでその濁った香料の中に硫黄を一抓み入れ、生姜の絞汁を全体に均等に入るように回しながら入れる。
指示された通りに作業は終わると、少しずつではあるが濁りが自然と収まって行く。
沈殿物もなく、まるで水のように向こう側が透き通って見えるのだが、これが本当に噂に名高いアロマなのだろうが。ここまで個人個人での処方に違いはなかった。
なら、後はいつも通りに熟成させる為にと考え、出来上がった物を瓶に詰めて置こうとするのだが、マリンさんがそれを遮った。
「それから、コロンと違ってその作り方で精製されたアロマには熟成期間は必要ないわ。その作り方ではね。元々、旅をしながらでも作れるように考案されたものだから」
「えっ? あぁ、なるほど。だから、師匠も旅をしながら精製出来ていたんですね。この作り方だと簡易キットでも十分に事が足りますし」
よくよく考えれば、師匠が一度も熟成なんてさせていた姿を見なかったのはソレが理由だったのか。そんな事を考えながら、残りの材料について考える。
残っているのは記憶の一欠けら。この宝石だ。この宝石に白銀の蝶の鱗粉を……。
そう行動を起こそうとするのだが、その手はマリンさんの手に掴まれ止められてしまう。
「ここまでは経験のある香料士なら基本的に作れる工程よ。問題はこの先」
そう私に告げると、マリンさんは私の手に持つ宝石を見詰めながらこう告げた。
「だから、確認させて貰うけどその宝石は本当に所縁(・・)の品なの?」
「庭師のおじいちゃんがそう言ってました。その人の祖母の遺品だって」
エリナさんの育ての親はその祖母で、この遺品がその祖母の物であるなら所縁の品である筈だ。それとも何か別の問題があるのだろうか? この遺品を使えない理由が。
確かに白銀の蝶が生まれる以前は別の物を使っていたのだろうが……。
「ここから先は私には口出しできない世界よ。だから、あくまでも(・・・・・)アドバイスだと思って貰えると助かるわ。私に出来るのはその程度だから――」
マリンさんはそう告げると、真剣な表情で宝石を指差しこう続けた。
「あまりに強過ぎる想いの詰まった品は使用者を底なしの沼へと引き摺り込む。逆に縁が程遠いならばただのコロン以下の品にしかならない。貴女にその天秤を見極める事が出来る? その不確かであやふやで、不完全な天秤を」
そんなの誰にだって確信を持って言える事ではない。いつだって、不安だ。
絶対に成功させるなんて口が裂けても言えない。そんな私が見極められる訳がない。
でも、成功させてみせる。香料士として、最初の一歩を踏み出す為に。
「出来る出来ないなんて誰にもわかりません。初めては誰だって不安で心細いです。でも、そこから一歩踏み出さないと見極めるなんて出来ませんよ。だから、やるんです」
きっと、失敗したら後悔するだろう。その事で自責の念に苦しめられるだろう。
けれど、絶対に行動した事だけは後悔しない。それはエリナさんへの冒涜だ。私はそれでも香料士であり続ける。失ったモノ以上に多くのモノを救う為に。
マリンさんはそんな私の言葉に少しだけ唇を噛み切ると乾いた笑みを浮かべる。
「青いわね。だから、そんな理想論を語れるのよ」
理想論、なのだろうか? それは当たり前の事ではないのだろうか?
救えるものもあれば、救えないものもある。私は女神様ではないのだ。
「現実はそんなに甘くはない。いつか、その傲慢な理想に溺れる事になるわよ。人の欲望という底なしの泥沼にね。人という存在が弱い限り、それからは逃れられないのよ」
マリンさんはどこか寂しげにそう呟くとゆっくりとアトリエの出口へと向かう。
「私はね。香料士という存在が嫌い。だから、手を貸すのはこれが最後よ」
何故だろう。マリンさんの口から洩れた嫌いという言葉に私は言葉以上の何かを感じた。
まるで、香料士という存在ではなく、在り方そのものを嫌っているかのような……。
だからだろう。マリンさんが心の底から香料士を憎んでいるのではない。私や他の香料士の生き方。その精神そのものに異を唱えているのだろう。
でも、今の私にはそれに対する答えは持ち合わせていない。
今の私なんかでは答えを出せない。香料士として歩み続けて漸く手が届く場所にあるのだ。だから……だから、いつかマリンさんにも認めて欲しい。香料士という存在を。
「だって、アロマの作り方まで知ってたんだもん。分かるよ。言葉にしなくても、マリンさんが香料士の事を昔は本当に好きだったんだって……」
私は最後の一ピースが欠け落ちているアロマを手に取ると、庭師のおじいちゃんから託された宝石を握り締める。後は最後の仕上げだけ。私に出来るのは信じる事だけだ。
庭師のおじいちゃんを。エリナさんのおばあちゃんを。エリナさんを。
私は宝石をポケットにしまい込むと、アロマを手にアトリエを飛び出した。
この仕事を終える為に。見届ける為に。不帰の森を目指して――。
「早かったな。五、六年は待つ事になるかと思っていたよ」
不帰の森の近くへと辿り着くと、森の方からゆっくりと狼さんが歩いて来る。
五年も待つつもりだったとは初耳だ。それは信頼してなのか、私の未熟さを考えてなのか。思わず、苦笑いを浮かべてしまいたくもなるが今は仕事を全うする事が最優先だ。
「我らは人間とは違う時を生きている。人間の一生など精霊からしたら一瞬だ。待つ事は苦ではない。時に取り残される事に比べればな」
精霊の死など聞いた事がない。それを考えると、目の前の狼さんは随分と年寄りなのだろう。いや、そもそも精霊を年寄扱いする事が間違っている気もするが。
そんな下らないやり取りをしていると、気付けば森の奥。エリナさんの小屋へと辿り着いていた。既に日も暮れ始めており、小屋には灯りが燈っている。
「ありがとうございました。狼さんに背中を押されたから、私は香料士として前に進む事が出来たと思います。まだまだ、未熟ですけどね」
狼さんに遭えたから私はこうしてアロマを作る事が出来た。真剣に香料士という存在に向き合う事が出来た気がする。マリンさんとは少しだけ関係が捻じ曲がった気がするけど。
それでも、感謝してもしきれない。
「それじゃ、行ってきますね」
ポケットの中の宝石を握り締め、小屋へと向かって歩き始める。
向かった先で何が起こるのか。私には見当もつかない。失敗するのか、成功するのか。それはきっと女神さまにしかわからない事なのだろう。
小屋の中へ入ると宝石とアロマを取り出して、エリナさんを探し始める。
寝室にはいない。居間にもいない。台所にも……いない。もしかして、入れ違い?
でも、灯りが点いていたのだ。そう遠くには行っていないだろう。ここで待っていればすぐに帰って来る筈だ。エリナさんはここを帰る場所だと思っているのだから。
私は時間を潰す為に居間をキョロキョロと見回していると、一枚の絵が目に留まった。
前に見たエリナさんの祖母と数名の女性が絵描かれている物と少しだけ違う。
そこにはどこかで見覚えのある顔が確かに存在していた。
「あら、可愛いコソ泥さんが一体こんな所で何をしているのかしら?」
背後からかけられた言葉に私は大慌てで元合った場所にその絵を戻すと振り返った。
エリナさんだ。なんだろう。こうして目の前にすると考えていた言葉が全て消えてなくなってしまう。言いたい事が沢山あったのにそんな事が無意味に思えてくる。
「仕事って言えたらいいんですけど、個人的な本当に個人的な意地を張ったやりたい事なんでしょうかね。上手く言葉に出来ないんですけど、これをエリナさんに受け取って欲しいんです。それで感想が聞きたかったり……」
私はポケットからアロマと宝石を取り出す。そして、蓋を開けたアロマに宝石をかざした。最後の仕上げだ。これで本当の意味でアロマが完成する。
私の心を感じ取ったのか白銀の蝶が私を離れてゆっくりとアロマの上を舞い始める。
その翅から舞い落ちる鱗粉はまるで星々の欠片のように輝いて宝石に当たると淡い光をまといながら、ゆっくりとアロマの中へと沈んでいく。
それと同時に透明だったアロマが様々な色を持ち始める。だが、言葉では表せない。
温かな色もあれば、冷たい色も暗い色もある。まるで色々な想いを混ぜ込んだような色だ。苦悩も楽しさも、悲しみも。その人の一生の想いを溶かし込んだように。
それと同時に辺りは甘い香りに包まれる。これがアロマの力なのだろうか?
体の芯から何かが込み上げてくるような。あれ、私は泣いているのだろうか?
頬を雫が伝っていく。その雫は止まる事がない。エリナさんも同様のようだった。
「何なの……これ。意識を保っていられない。力が……抜けていく」
バタンと音を立ててエリナさんが床に倒れた。失敗してしまったのだろうか?
悔しいな。必死に頑張ってマリンさんにも教えて貰って。それで失敗なんて……。
私は悔しさと情けなさを胸に大きなため息を吐くと同じように意識を失った。
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