第2話

一ヶ月ほど前。

私こと倉木桃子はある噂の場所へ来た。

そこは『沈黙の間』と呼ばれていて、そこは広い林みたいなところなんだけど、誰が所有しているかもわからない。そこに流れてる噂と言うのがまた珍しく、そこにある道を何も喋らず音も出さずに通り抜けれたら、幸せになれるという。なので、オカルト研究部のみんなと一緒にきたわけなんだけど、そのなかで岡部くんっていう人が喋ってしまった。そしたら、岡部くんが事故に遭ってしまって大ケガをした。じつは噂には続きがあって喋ってしまうと…

「しまうと?」

「4日以内にとてつもない災難に遭うらしいんですよ。それも、行った人---今回は5人ですけど後に災難が訪れるほどヒドイめに会うらしいんですよ。そして4人は凄い事故とかにあってて。4人目の娘は目が---片方つぶれてしまって。もしかして私は………」

「死ぬんじゃないかと?」

「え、ええ……」

「一つ気になることがあるんだけど」

「は、はい」

もうなにか気がついたんだろうか

「君誰?」

「え、倉木桃子です。先程言いました」

「そうか。で?」

「その沈黙の間には幽霊がいるらしいんですけど…」

「それについて調査しろと。」

「あ、はい」

「あそ。調査費、4万2000円。消費税等込みね」

「え?」

「だって……」

「だって?」

「疲れるじゃん」

は?


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降霊術師東雲翼 @Lgrand

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