#始節 久方ぶりの訪問者は何を求めるのか?

 ヴァリアント探偵事務所。毎日なんら変化のない、寂れた建物だ。

 超能力が世に出てから六年あまり。

 世界は元に戻ったと言われているが、ジェーン・ヴァリアントからすると全然戻ってなどいなかった。

 今の世は秩序こそあるものの、なんでもありという前提の上で成り立っている秩序だ。そんな世界で、とりわけ物理法則というものは、ジェーンの認識できる範囲に限定しても一秒に二十五回ぐらいの頻度で無視される。

 具体的に言うと、火のないところに煙が立ったり、打ってない鐘が鳴ったりする。

 そのせいで、物事に筋道を立てて考えることができないのだ。

 探偵は破滅した。

 五歳の時から超頑張って、二十歳で大学中退した勢いでやっと始められた探偵だというのに。借金して構えた事務所だというのに。

 二十三歳の誕生日で世界が崩壊して、二十八歳になった今では閑古鳥すらよりつかない。

 推理なんてできる世界ではないのだから、当然だ。

 同業者は大体店を畳んで別の仕事に就いた。未だに貯金を切り崩しているのは、ジェーンぐらいのものだ。

 これでも、超能力が生まれる前までは、将来有望で結構売れっ子の探偵だったのだ。若手ながらも周囲が目を見張るぐらいの実力を持っていたし、マーケティングも頑張ったので、この地域の探偵事務所を検索しても基本的に一ページ目に表示されていた。

 そんな敏腕探偵が、今やただの木偶の坊である。

 因みに、探偵の仕事は推理だけではない (というかメインは調査だ) が、どれもこれも全滅だった。ワープぐらい簡単にできるこの世界で浮気だとか素行だとかの調査はできないし、証拠というものは大概重点的に消されて見つからなくなる。

 どうあがいても絶望なのだ。

 だが、夢は諦めきれなかった。

 そんなわけで、今日も一人、ディアストーカーを被ってパイプを咥え、羽ペンで机をコンコンしていた。服はもちろんインヴァネスコートだ。

 三層のサウスストリートに建てられた事務所には、今日も誰一人寄り付かなかった。

「はーあ、今日も誰も来ないなあ……」

 机の上の新聞を見やる。とりあえず時事問題に乗り遅れないようにとっている新聞だが、最近はもっぱら暇つぶしの一部と化している。連載小説――二十一世紀初頭を舞台にした推理小説である――が、今いいところなのだ。因みに一面は、凶悪銀行強盗が脱獄したというニュースだったが、あんまり興味ない。なんか見覚えあるし。

 ていうかこれよく見たらちょうど一月前の奴だ……。多分、さっき先月分をまとめて捨てた時に一枚だけ漏れ出たのだろう。本当の今日の新聞は、先月の新聞の下にあった。一面の記事は、 『バリア発生装置、更なる小型化に成功』 とある。そういえば先日、バリアを発生させるのに都合のいい振る舞いをする新粒子を発見したというニュースがあったのを思い出す。その時はリニアモーターカー一両分のサイズだった発生装置が、今回の新技術で買い物カゴひとつ分ぐらいまで縮小されたらしい。大した進歩だが、まだまだだ。因みにこの粒子はバリア系の超能力を研究して居る時に発見したものらしく、バリア系の超能力を使っている人はこの粒子を事象制御で操っているとかなんとか。まあ、ジェーンにはあまり関係のない話だ。裏返して、テレビ欄を見る。隅にある占い曰く今日のおとめ座は運勢最高らしい。バカバカしい。

 お腹が空いたので柱時計に目をやると、時刻は既にお昼過ぎ。ああもうそんな時間かと、羽ペンとパイプを置いて事務所併設の自宅に戻る。誰も来ないだろうし、多少席を外していても平気だろう。

 今日のお昼もハッシュドポテト。近所の業務用スーパーで一番安くて多い奴だ。これとサラダを毎日三食。こんな生活を続けていたら、胸と尻に脂肪が溜まって大きくなっていた。今では立派なモデル体型である。この生活で唯一嬉しかったことだ。

 マヨネーズとケチャップで食べるのもそろそろ飽きてきたので、何か違う味付けを考えつつ完食。食べるのが遅いとよく言われるが、飽きた味ですらしっかり噛んで味わっているのだから仕方がないだろう。

 因みに新しい味付けは思いつかなかった。

 お腹をさすりながら事務所へ戻ると、ハイティーンぐらいの女の子が一人、事務机の前でキョロキョロしていた。緑がかった黒髪に凹凸の少ない顔は、アジア系の黄色人を髣髴とさせる。しかし首元からちらりと覗く日焼けしていない肌は、白人とも黄色人とも言い難い色をしていた。純粋な黒人やら白人のほうが、今は珍しい。顔の形や体系から、黒人の血は入っていないか極めて薄いと思われる。この辺りには多いタイプだ。ショートカットとスレンダーな体躯から、活発な少女であることが予想される。

 ここに知人以外が訪ねてきたのは半年ぶりだ。因みに半年前の要件は交番と間違えてのものだった。落し物はちゃんと警察に届けた。

「どうしたの?」

 事務所の奥から声をかけると、女の子はビクッとその小さい肩を震わせてこちらに視線を向ける。

「ここは交番じゃないし、オシャレな雑貨屋でもないよ」

 事務椅子に腰掛けつつ、冷やかしなら帰れと言わんばかりに告げると、彼女はオドオドしつつもブンブンと首を振って否定した。

「し、知ってます!」

「そう、じゃあなぜここに?」

「し、仕事を頼みに来たんです!」

 ジェーンは思わず耳を疑う。

「え?」

 今なんと。

「探偵さんに、仕事を頼みに来たんです!」

 本当に、耳を疑った。



「なるほどね、ぬいぐるみをなくしちゃって……」

「こんな歳にもなってまだぬいぐるみで遊んでるとか、友達に言えなくて……警察に言ったら大事になっちゃうし……誰にも相談できなくて……」

 なんでも、小さい頃からずっと大切にしていたぬいぐるみが、居なくなってしまったらしい。

 彼女――クリスは、小さい頃からやっていたぬいぐるみとのごっこ遊びが、今でもやめられていないらしい。

 その日は休日だったので、クマのボブと一緒にピクニックに出掛けていたそうだ。知り合いにバレないように、隣町の静かな湖畔まで行ったらしい。

 湖畔でボブとお茶をしてから、しばらく談笑し、日も暮れてきたので帰ろうとボブを専用のリュックに入れたところまでは、しっかりと覚えているらしい。

 だが、事件は起きた。

 ピクニックを楽しみにしていた前日の夜は、あまり眠れなかったそうだ。帰宅中にその眠気に襲われ、危ないと近くの公園で休んでいたら、少し寝てしまったらしい。腕時計が正確なら、三十分程度とのこと。目が覚めた時にはもうとっぷりと日が暮れていて、急いで帰ったらしい。

 そして家に帰ると――ボブが居なくなっていたのだ。

 次の日、放課後にもう一度隣町の湖畔に行き、湖畔も道もしっかり調べたが、ボブの姿は見当たらなかったようだ。

「うーん、でも難しいかなあ……」

 状況から考えると、窃盗である。

 しかし今の時代、窃盗の調査なんてできやしないのだ。それは探偵でなくても、警察でも似たような状況である。

 だから、物品の窃盗に対しては、政府が代替品を支給するというのが現在のモアベターだ。まあ、証拠が上がれば調査をすることも、あるにはあるのだが。

 しかし今回みたいな状況では、十中八九は代替品コースだ。

 それは多分、クリスもわかっているだろう。

 しかし彼女は、目に涙をためて懇願するのだ。

「お願いします! 大切な家族なんです!」

 よほどボブに思い入れがあるのだろう。まるで妹が母親がある日突然居なくなった子供のように、必死で訴える。

「誰にも頼れなくて……! お願いします! お金も頑張って貯めたんです!」

 言いながら、クリスはポケットからくしゃくしゃの紙幣を取り出した。高校生の女の子が持っている額にしては、かなり多い。

 きっと、欲しいものも買わずに我慢して貯めたのだろう。

 そんな彼女の想いを、ジェーンは無視できなかった。

 何より、久々の客だ。探偵なんて名乗ったら笑われるような時代なのに、彼女はジェーンを頼ってこの事務所に来てくれたのだ。

「……見つかるかは正直わからないけど……いいかな?」

「……! はい! お願いします!」

 こうして、ジェーンの久々の仕事が始まった。



「確かこの辺に……あった、虫眼鏡」

 最初の依頼の報酬で買ったちょっといい虫眼鏡だが、引き出しの奥にしまったまましばらく使っていなかった。

 折りたたみ式のスケールは机の端でホコリを被っていたし、デジタルカメラはバッテリーが完全に放電していた。長く使っていないせいで、道具が劣化しているのだ。

 アナログな道具はまだ使えそうだが、デジカメは放置のし過ぎで正直使えるかわからない。

 道具は大切にするタチなのだが、探偵道具だけはどうも杜撰に扱ってしまっていた。

 いや、探偵道具だって、最初は大切に扱っていた。レンズは毎日磨いていたし、デジカメのメンテナンスも月一ぐらいで行っていた。それが、急にできなくなってしまったのだ。

 ようやく叶えた夢の象徴である探偵道具は、自分の命と同じぐらい大切に扱っていた。この道具を使い続け、世界一の探偵になるとまで意気込んでいた。

 その熱い思いが、探偵業の破滅で急に燻ってしまったのだ。

 日に日に減りゆく客足。次々と廃業していく同業者。探偵業の衰退を肌で感じ、否定したくても否定できないでいた。

 そして遂に、悟ってしまった。

 探偵は終わったのだ。

 諦めるしかないが、諦められない。

 探偵業に燃えていたジェーンは、燃え尽き症候群ならぬ不完全燃焼症候群に陥ってしまった。

 放り投げて捨て去ることもできず、ただただ毎日事務所に行き、格好だけは探偵っぽく取り繕う。

 バリバリ働いて築いた富を切り崩し、ただただ無為な時間を過ごし続ける。

 そんな老人のような暮らしをするジェーンに、熱意の象徴であった探偵道具は眩しすぎた。

 だが今なら、その輝きを直視できる気がする。

 取り戻すんだ、あの日の輝きを。



「ここで寝ちゃったんです」

「うーん、普通の公園って感じ……」

 ボブが誘拐された可能性が一番高いであろう公園。ジェーン達はそこへ来ていた。

 もちろん、目的は手がかりを探すためだ。

 でも二週間も前の手がかりなんて残ってるわけないよね……。

 この辺りは人通りが少なく、目撃者も望めない。足跡も残っていない。だが、これは直後に来ていても同じ結果だった可能性がある。

 この世界は、なんでもありだ。足跡を消す能力を持っている人、透明化の能力を持っている人、ワープ能力を持っている人……想像できる能力は、大体ある。

 現に、時間が経っても平気であろうリュックについた指紋は、クリスのもの以外検出されなかった。これは、リュックに手を触れずに中身を取り出す能力か、指紋を消す能力か、そもそも手袋をして触ったかのどれかが考えられる。ゴム手袋や軍手が触れた跡もなかったので、恐らくは能力による犯行だと思われるが……。

 ただ、一つだけ不可解なことがある。

 ただのぬいぐるみを、なぜそこまでのことをして盗んだのだろうか?

 クリスには悪いが、ぬいぐるみはぬいぐるみだ。クリスからすれば家族同様に大切なものかもしれないが、他人からすれば、だ。

 そんなものを盗んで、一体何になるというのだろうか?

 もしかしたら、目的は他にあるのかもしれない。クリスに対する嫌がらせのために、ぬいぐるみを盗んだ、とかだ。この場合は、身近な人間の犯行である可能性が高い。

 あるいは、ストーカーだ。

 ここは一度視点を切り替えて、クリスの身辺を調査したほうが良いかもしれない。



 というわけで翌日、クリスのハイスクールに潜入した。

 今日の変装は、トレンチコートにブーツにダテメガネ。中はワイシャツで、コートの前は開けてある。ブロンドじみたロングの茶髪は、後ろで束ねた。

 どんな変装をしても、悲しかなハイティーンとは言い張れない年齢なので、教師とか外部からの客とかそういった路線の変装をした。

 まあこのご時世学校への侵入者なんていくらでもいるので、別にバレても悪いことしなければ追い出されたりはしない。

 この変装は、生徒に不審者扱いされて、彼らの普段の姿を見られなくなることを防止するためのものだ。いやだって探偵のコスプレっぽい人とか絶対怪しいし……。

 とりあえず、校舎のすぐ近くにいい感じの木があったので、登って教室を観察する。こちらからはよく見えて、向こうからは (多分) よく見えないいいポジションだ。

 しばらく観察して、彼女のクラスでの立場が見えてきた。

(ジョックと話してる……)

 最上位カーストというわけでもないが、まあ多分上から数えたほうが早いと思う。取り巻きに甘んじることなく普通に発言しているので、カーストとは少し離れた位置にいる可能性もある。

 はっきり言って、人気が出てもおかしくないポジションだ。そしてそれは、裏を返せば恨みも買いやすい。

 人間観察大好きなギークだったのでよくわかる。……ギークとは言っても、パソコンオタクに片足を突っ込みかけた程度で、技術力は友人に遠く及ばなかった。ジェーンが探偵なのに対し、彼女は今でもハッカーをやっている。まあ、今はジェーンの身の上話なんてどうでもいい。

 恨みを買いやすいクリスは、嫌がらせもよく行われるのだろう。不穏な動きがいくつか見られる。

 ほらほら早速あの男子が筆箱から消しゴム盗んで……小学生かよ!!

 しかもその男子、盗んだ消しゴムをどこかにテレポートさせてしまった。これは臭い。実に臭い。

 ちょっと眼中にない相手だったので油断していたが、彼が今回の事件の犯人と見ていいだろう。テレポート能力で、リュックからボブを盗みだしたのだ。アウトオブ眼中だった辺り、多分サイドキックスかなんか。そこそこ高い位置に居るクリスに嫌がらせしちゃうので、ワーナビー辺りな可能性もある。

 まあ、どちらにせよ大したことない相手だ。

 カースト上位層が相手だと取り巻きまで相手にしなければならないので少々手間だが、取り巻き単体なら大したことはない。手っ取り早く校舎裏して逮捕しちゃえばいいのだ。

 問題は、どうやって彼を誘い出すかだが……。

 首を十五度ぐらい捻って考えていると、ジョックと少し話した後に彼が一人で教室から出て行った。時間的に、今は昼休みだ。恐らく、パシリにされているのだろう。やっぱり取り巻きだった。

 都合がいいので、そのまま利用させてもらうことにした。ジョックに昼飯の焼きそばパン (仮) が届くのが遅れるが、別にジョックなんかどうなってもいいので構わない。

 スルスルッと木から降りて、先程立ち聞きした売店への近道でクダンの男子生徒が来るのを待ち伏せる。

 五分と経たないうちに、彼は現れた。

「ちょっと、そこの君」

 声をかけると、その男子生徒は怪訝そうな顔をしてジェーンを見やる。

「……なんですか?」

 当然の反応だろう。無視されなくてよかった。ここから回りくどい話をしてもいいのだが、今回は単刀直入に訊ねることにする。

「クリスのもの盗んだでしょ」

 すると、男子生徒は急に動揺した。

「は、はあ!? なんで俺がクリスにちょっかい出すなんて言うんです!?」

 申し訳ないが窃盗は立派な犯罪なので軽いイタズラ扱いするのはNG。

「あのぬいぐるみはクリスの大切なモノなの。早く帰してもらおうか」

「ぬ、ぬいぐるみ……?」

「クリスにどんな恨みがあるのかは知らないけど、窃盗は立派な犯罪。生まれ変わりなさい。きちんと罪を償えば、君にもまだチャンスはある」

「は、はあ……?」

 あれ、なんか話咬み合ってなくねえ?

「わかってる。ごまかしても無駄。クリスに恨みがあって、大切なぬいぐるみとか、消しゴムとか、盗んでたんでしょ?」

「はあ!? べ、べべ別に好きじゃねえし」

 好きなんて言ってないんですけど……。あれか、好きな子に嫌がらせしちゃうっていうあれか。小学生かよ。

 やべえなこれハズレだ。

 正直なところ動機はどうでもいいのだが、ぬいぐるみに対する反応が芳しくない。

「ていうか、ぬいぐるみって一体なんですか」

 こいつにこれ以上話しても、恐らく収穫はないだろう。時間の無駄でしかないので、とっとと話を切り上げたい。

「ああごめん勘違いだったわじゃあね」

 話題を一切合切放り出し、その場を去ろうとする。が、男子生徒に腕を掴まれてしまった。一般的に、ハイティーンの男子の方が成人女性よりも力が強い。

「ちょっと待ってくださいよ。なんなんですかあなた。通報しますよ」

 ですよねー。

 どうしたものかと手をこまねいていると、都合よくクリスが通りかかった。

「ちょっとクリス! この男子がクリスのこと好きなんだって!」

「え、え、ええ!?」

 急に声をかけられたクリスは、いきなりこんなことを言われたからかかなり困惑していた。

「は、はあ!? ち、ちげえし! べべ別に好きじゃねえし!」

 男子生徒は必死で否定する。

 それを聞いているのかはわからないが、クリスは急な出来事に理解が追いついていないようだった。

「え、ていうか、なんでジェーンさんがここに。え、え、え」

 これは失敗したかもしれない。



「ぬいぐるみの件は知らないです……」

 結局、男子生徒に事情を説明するハメになってしまった。

 ジェーンが事情を説明している間、クリスはずっと俯いていた。彼女がぬいぐるみのことを周囲に隠していたのを、すっかり忘れていた。そもそもクリスの周囲の人間が、ぬいぐるみのことを知っているはずがないのだ。

 男子生徒を開放してから、クリスはやっと顔を上げた。

「どうしてバラしちゃったんですか……」

 責めるような声色に、申し訳なさや自分の不甲斐なさで胸がいっぱいなる。

「あ、いや……ごめん」

 当たりをつけてかかったのがマズかった。功を焦ったわけではないが、判断が早すぎた。まあ、絶対に犯人だと思ってしまうぐらいあからさまだったのだが……。

 しかし、クリスの周囲の人間ではないとすると、推理が逆戻りしてしまう。

 一体誰が、何のために、こんなことをしたのだろうか?

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