全てを疑って読まなければならない

たくさんの物語が一つの結末につながっていく。
うさぎ強盗とは誰なのか?
篠原の行く末は?
読者がその謎を解くためには、すべての文を登場人物を疑ってかからなければならない。

「うさぎ強盗には死んでもらう」はそんなハラハラドキドキな群像劇です。
もちろん、謎を解くだけでなくストーリーを追うだけでも十分に楽しめます。
群像劇ならではの読了後の爽快感や、うさぎ強盗などの魅力的なキャラクター。
物語冒頭、プロローグのうさぎ強盗についてのインタビューなど、読者を引き込む工夫が満載です。
ぜひ、プロローグだけでも読んでみては?
頁をめくる手を止められず、楽しめること間違いなしですよ!

その他のおすすめレビュー

篠騎シオンさんの他のおすすめレビュー770