第27話まで一気に読みました。話はまだまだこれからでしょうがレビューします。
華やかな頃の初期アメリカを舞台に、吸血鬼と彼に育てられた少女の物語です。個人的にはこの貴族文化が残る舞台が吸血鬼ものにはよく合うと思っております。
文章、会話も丁寧で落ち着いており、吸血鬼ものの雰囲気にぴったり。当時の文化や衣装、小物など細かいところまでよく書かれていると感心しました。
物語は不穏な空気をまといながらゆっくりと展開しており、このあたりも吸血鬼ものならではの読書感だと思いました。これから二人がどうなっていくのか予想がつかずとても楽しみです。