ULTIMATE WORLD

第1話

旅の始まり

宇宙歴3210年

人類は生きていたが闘いは続いていた！

大陸間の領有権の取り合いを続け泥沼の

様相を呈していた。

そんな中、大陸の小国アスク王国では

新たなる兵器が誕生した！

人間をベースにした兵器で名前は

〈スプレッド〉と研究した科学者が名付けていた。

普通に知能も高いが超能力に特化していた

アスクに居た科学者はスプレッドを

コントロールして精神崩壊を防ぐのにも

長けていた。

実戦投入した所、素晴らしい成果を挙げ

アスクは大陸で幅を効かせるように成り周辺諸国を取り込み〈アスク王国〉から

〈アスク帝国連邦〉へと台頭すること

7年、最高傑作と言われる２体が誕生する！

ローグとナナと呼ばれる、その２体は

幼き頃に能力が覚醒しそれまでのスプレッドの力を越えていた！

それを聞いた皇帝ヨングは２体を王都に

連れて来るように研究所に使者を送り辞令を出した所から始まる。

その当時の研究主任エリザベスは反対をしていた。

｢ゴードン！困ったわ！｣

｢何か困る事でも有ったか？｣

｢国からの使者が来て王都にローグとナナを連れて来るように云われたのよ！｣

｢我々の任務だから仕方がない事では無いか？｣

｢私は嫌なのよ！二人には人間らしい暮らしをして欲しいのよ！｣

｢そうは言っても断れる話しではない！

嫌ならば私が連れて行くが？｣

｢私も行きます！｣

そして１週間後、帝国王都に向け二人と研究者達を乗せた特別列車に乗った。

だがエリザベスは二人を逃がす事を考えていた。

王都には２日で着くのでそれまでに連結を外す計画を立て決行していると人影が・・・ゴードンとスプレッドのリックが立っていた。

｢エリザベス！あいつらは兵器なんだ！｣

｢違うわ！あの子達は人間よ！｣

｢残念で仕方がないが！リック！解っておるな？｣

｢イエース！ダット！｣

エリザベスに襲いかかるリック！

寸での所で身をかわして連結を切り王都とは反対に二人を乗せた列車が行く。

｢母さん！｣

｢ママ！｣

｢貴方達は人間として生きるのよ！｣

宇宙歴3217年6月

こうして二人の逃亡の旅がはじまるのである。