概要
すごい魔法が使えるわけじゃない。ただ、失敗しないだけ。
製薬会社の開発部で20年、品質管理をしてきた神崎凌は、会社の資材倉庫にある扉から、週末と平日の夜だけ異世界へ通うことになった。
手にしたスキルは〈鑑定〉〈収納〉〈錬金〉。
だが錬金術の製法には、素材名と数しか書かれていない。温度も純度も、工程の注意書きすらない。――仕様書としては落第だ。
町の錬金術店「灰の匙」で、凌は知る。
この世界では、同じ薬草を使っても品質がばらつき、ポーションの効き目も一本ごとに違うことが当たり前なのだと。
なら、測って、記録して、変える条件は一つずつ。
毎回同じ品質のポーションを作ればいい。
すごい魔法は使えない。ただ、失敗しない。
37歳の会社員が、食いしん坊の水色スライムと始める、地に足のついた異世界錬金生活。
手にしたスキルは〈鑑定〉〈収納〉〈錬金〉。
だが錬金術の製法には、素材名と数しか書かれていない。温度も純度も、工程の注意書きすらない。――仕様書としては落第だ。
町の錬金術店「灰の匙」で、凌は知る。
この世界では、同じ薬草を使っても品質がばらつき、ポーションの効き目も一本ごとに違うことが当たり前なのだと。
なら、測って、記録して、変える条件は一つずつ。
毎回同じ品質のポーションを作ればいい。
すごい魔法は使えない。ただ、失敗しない。
37歳の会社員が、食いしん坊の水色スライムと始める、地に足のついた異世界錬金生活。
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