概要
働けないなら、働けなくても生きていける仕組みを作ればいい
佐倉悠真、十六歳。通信制高校一年生。
中学の途中から学校へ行けなくなり、今ではほとんどの時間を自室で過ごしている。
今はまだ、それでもいい。
けれど高校を卒業したあと、自分はどうやって生きていくのか。
アルバイトにすら応募できない自分が、就職して毎日働けるとは思えなかった。
そんな悠真が手に入れた能力は《群体支配》。
生き物を眷属にし、大雑把な命令を与えることができる能力だった。
最初の眷属は、一匹の蜘蛛と六匹のアリ。
決して強そうには見えない。
けれど、一つだけ悠真にとって都合のいいことがあった。
――自分が部屋から出なくても、眷属たちは動いてくれる。
蜘蛛にダンジョンを探らせる。
アリにモンスターを倒させる。
集めた魔石を運ばせる。
最初はすべてを見て、指示し
中学の途中から学校へ行けなくなり、今ではほとんどの時間を自室で過ごしている。
今はまだ、それでもいい。
けれど高校を卒業したあと、自分はどうやって生きていくのか。
アルバイトにすら応募できない自分が、就職して毎日働けるとは思えなかった。
そんな悠真が手に入れた能力は《群体支配》。
生き物を眷属にし、大雑把な命令を与えることができる能力だった。
最初の眷属は、一匹の蜘蛛と六匹のアリ。
決して強そうには見えない。
けれど、一つだけ悠真にとって都合のいいことがあった。
――自分が部屋から出なくても、眷属たちは動いてくれる。
蜘蛛にダンジョンを探らせる。
アリにモンスターを倒させる。
集めた魔石を運ばせる。
最初はすべてを見て、指示し
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