概要
敵も味方も死なせたくない。だから勇者は、今日も嘘をつく
「まだ斬ってないだろ!」
剣を振り上げただけで、魔族将軍が倒れた。
早い。次の爆発まで待て。台本を読め。
俺は勇者レオン。
仕事は、魔王軍を倒す――ふりをすることだ。
血は木の実の染料。矢は小道具。
戦いが終われば、敵味方そろって反省会。
本物の戦争を起こさないため、俺たちは月に一度、偽物の決戦を続けていた。
ところが、勝ったふりをしすぎた。
国王の次の命令は、「魔族将軍の本物の首を持ち帰れ」。
「外れないのか?」
「外れたら死ぬ」
ですよね。
しかも、傷と戦果を調べる監視役に、台本を知らない本物の討伐者までやってくる。
待て。その魔族は、いつものやられ役だ。本当に斬るな!
世話焼きの幼馴染フィア、心配性の盾役、倒れるのが早すぎる宿敵。
こんな連中と続けてきた茶番が、とうとう
剣を振り上げただけで、魔族将軍が倒れた。
早い。次の爆発まで待て。台本を読め。
俺は勇者レオン。
仕事は、魔王軍を倒す――ふりをすることだ。
血は木の実の染料。矢は小道具。
戦いが終われば、敵味方そろって反省会。
本物の戦争を起こさないため、俺たちは月に一度、偽物の決戦を続けていた。
ところが、勝ったふりをしすぎた。
国王の次の命令は、「魔族将軍の本物の首を持ち帰れ」。
「外れないのか?」
「外れたら死ぬ」
ですよね。
しかも、傷と戦果を調べる監視役に、台本を知らない本物の討伐者までやってくる。
待て。その魔族は、いつものやられ役だ。本当に斬るな!
世話焼きの幼馴染フィア、心配性の盾役、倒れるのが早すぎる宿敵。
こんな連中と続けてきた茶番が、とうとう
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