概要
君のいる場所まで、必ず行く。
――「私を、見つけて」。その声だけが、俺に残された。
海しかない小さな島。高校生の磯崎天雅(いそざき たいが)は、洞窟の奥で記憶をなくした少女を拾う。炊飯器も使えないくせに、見たこともない数式を鼻歌まじりに解いてしまう、へんてこな子。天雅が「レミ」と名づけた彼女と、ひとつ屋根の下で飯を食い、海を見て、はじめての恋を知る。
けれど、レミには秘密があった。彼女は、別の世界を滅ぼした「ブルーホール」とつながる存在だったのだ。世界を守るため、レミは青く光る球体へと姿を変えてしまう。
あとに残ったのは、彼女の最後の声と、天雅の頭に流れこんだ数億行の数式だけ。竿の握り方しか取り柄のなかった島の少年は、それでも決めた。何年かかっても、この手でもう一度、あの子を人の姿に戻す、と。
これは、宇
海しかない小さな島。高校生の磯崎天雅(いそざき たいが)は、洞窟の奥で記憶をなくした少女を拾う。炊飯器も使えないくせに、見たこともない数式を鼻歌まじりに解いてしまう、へんてこな子。天雅が「レミ」と名づけた彼女と、ひとつ屋根の下で飯を食い、海を見て、はじめての恋を知る。
けれど、レミには秘密があった。彼女は、別の世界を滅ぼした「ブルーホール」とつながる存在だったのだ。世界を守るため、レミは青く光る球体へと姿を変えてしまう。
あとに残ったのは、彼女の最後の声と、天雅の頭に流れこんだ数億行の数式だけ。竿の握り方しか取り柄のなかった島の少年は、それでも決めた。何年かかっても、この手でもう一度、あの子を人の姿に戻す、と。
これは、宇
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?