概要
君のいる場所まで、必ず行く。
その少女は、数字とも記号ともつかない、規則正しい言葉をつぶやく。意味は、だれにも拾えない。ただ一人、数の並びに鼻の利く少年をのぞいて。
世界を滅ぼした少女は、やがて青い球体になった。「消えたくない、元に戻して」――その、むきだしの叫びと、彼女が遺した一冊のノートだけを手がかりに、少年は十年をかけて、その“言葉”を読み解いていく。海に溶けたわずかな元素を、集めながら。
あれは、助けを求める声か。警告か。それとも、彼女のもとへ続く座標か。海辺の島から、星の届かない暗闇へ。必ず君を取り戻す――再会と再生の、SF純愛譚。
世界を滅ぼした少女は、やがて青い球体になった。「消えたくない、元に戻して」――その、むきだしの叫びと、彼女が遺した一冊のノートだけを手がかりに、少年は十年をかけて、その“言葉”を読み解いていく。海に溶けたわずかな元素を、集めながら。
あれは、助けを求める声か。警告か。それとも、彼女のもとへ続く座標か。海辺の島から、星の届かない暗闇へ。必ず君を取り戻す――再会と再生の、SF純愛譚。