概要
人と人の絆が見える青年は、誰も覚えていない魔王を追う。
俺はハルグレイヴ。
俺は、絆が見える。
世界に一人しかいない絆術師〈アルマー〉。
絆は、人と人を繋ぐ見えない糸。
一目でどんな人間か分かる。
青い糸は、仲間・友達。
銀の糸は、家族・信頼。
緑の糸は、師弟関係。
金の糸は、利害関係。
そして赤い糸は、恋人同士を結ぶ運命の糸。
ただし――自分の絆だけは見えない。
自分のためには使えない。
そういう力だ。
人はそんな俺を、
“絆視〈けいがん〉”と呼んだ。
そんな俺はある日、美しい絆を持つ女性に出会う。
憎しみや敵を表す黒い鎖は一本もなく、
色とりどりの糸が彼女を守るように包んでいた。
まるで、虹の衣をまとっているかのように。
彼女の名前はアンジェ。
後に勇者と呼ばれる少女だった。
その隣には、彼女と赤い糸で繋がる重騎士ア
俺は、絆が見える。
世界に一人しかいない絆術師〈アルマー〉。
絆は、人と人を繋ぐ見えない糸。
一目でどんな人間か分かる。
青い糸は、仲間・友達。
銀の糸は、家族・信頼。
緑の糸は、師弟関係。
金の糸は、利害関係。
そして赤い糸は、恋人同士を結ぶ運命の糸。
ただし――自分の絆だけは見えない。
自分のためには使えない。
そういう力だ。
人はそんな俺を、
“絆視〈けいがん〉”と呼んだ。
そんな俺はある日、美しい絆を持つ女性に出会う。
憎しみや敵を表す黒い鎖は一本もなく、
色とりどりの糸が彼女を守るように包んでいた。
まるで、虹の衣をまとっているかのように。
彼女の名前はアンジェ。
後に勇者と呼ばれる少女だった。
その隣には、彼女と赤い糸で繋がる重騎士ア
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