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概要
誰ひとり、「辞める」と言っていない。
【あらすじ】
誰ひとり、「辞める」と言っていない。
退部届は一枚も出ていない。五人とも、まだこの学校にいる。
なのに、軽音部は去年の暮れから空っぽになった。
部室が消えるまで、あと五日。
元部員に会いに行くと、全員が自分から白状した。
「私が辞めたのは二番目」「私、一番目じゃない」「先に誰かが辞めてくれたから、便乗しただけ」
そして全員が、その一番目の名前を言えない。
ひとりだけ「私が最初に言った」と言う人がいる。誰も、その人のことを言っていないのに。
そして旧校舎には、誰もいないはずの部屋から、五か月ずっと歌が聞こえている。
嘘をついた五人と、楽器が一つも弾けない一年生の、五日間。
【舞台】
公立の女子高校。渡り廊下でつながった旧校舎に、五か月間そのまま残された軽音部の部室。
【登
誰ひとり、「辞める」と言っていない。
退部届は一枚も出ていない。五人とも、まだこの学校にいる。
なのに、軽音部は去年の暮れから空っぽになった。
部室が消えるまで、あと五日。
元部員に会いに行くと、全員が自分から白状した。
「私が辞めたのは二番目」「私、一番目じゃない」「先に誰かが辞めてくれたから、便乗しただけ」
そして全員が、その一番目の名前を言えない。
ひとりだけ「私が最初に言った」と言う人がいる。誰も、その人のことを言っていないのに。
そして旧校舎には、誰もいないはずの部屋から、五か月ずっと歌が聞こえている。
嘘をついた五人と、楽器が一つも弾けない一年生の、五日間。
【舞台】
公立の女子高校。渡り廊下でつながった旧校舎に、五か月間そのまま残された軽音部の部室。
【登
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