概要
はじめての人間生活、わからないことがいっぱいです!
海辺で人魚を拾った。
足はある。本人によると「まほうでつくった」らしい。意味は分からないが、とりあえず放っておけないので家へ連れて帰った。
翌朝、俺のフォークで髪を梳いていた。
「それフォーク」
「くし」
「フォーク」
「くし!」
どうやら先は長い。
魚を焼けば「なんでしんでるのにもういっかいころすの!?」と怒られ、風呂に入れれば「まっかになってしんじゃう!」と逃げられ、雨の日に傘を渡せば「なんで?」と閉じられる。海育ちの人魚にとって、陸上の常識は意味不明なことだらけらしい。
そんな彼女との生活があまりにもおかしいので、忘れないよう日記を書くことにした。
……と思っていたのだが。
「みなと、わすれるんだ」
人魚は不思議そうにそう言った。
「わたし、わすれないよ」
足はある。本人によると「まほうでつくった」らしい。意味は分からないが、とりあえず放っておけないので家へ連れて帰った。
翌朝、俺のフォークで髪を梳いていた。
「それフォーク」
「くし」
「フォーク」
「くし!」
どうやら先は長い。
魚を焼けば「なんでしんでるのにもういっかいころすの!?」と怒られ、風呂に入れれば「まっかになってしんじゃう!」と逃げられ、雨の日に傘を渡せば「なんで?」と閉じられる。海育ちの人魚にとって、陸上の常識は意味不明なことだらけらしい。
そんな彼女との生活があまりにもおかしいので、忘れないよう日記を書くことにした。
……と思っていたのだが。
「みなと、わすれるんだ」
人魚は不思議そうにそう言った。
「わたし、わすれないよ」
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