概要
勝てば英雄。勝ちすぎれば兄に殺される。だから、平家を滅ぼさない。
気がつけば、源義経になっていた。
源平合戦の英雄。
一ノ谷、屋島、壇ノ浦で平家を破り――その後、兄・頼朝に追われ、最後は奥州衣川で死ぬ男である。
そんな結末は御免だ。
幸い、俺はその歴史を知っている。
ならば、義経が頼朝に警戒されるような力を持たなければいい。
土地を持たない。
恩賞を自分で配らない。
独自の勢力を作らない。
そして何より――平家を滅ぼしきらない。
平家がいる限り、頼朝には平家を討つための大将が要る。
ならば戦には勝つ。だが、勝ちすぎない。
知っている歴史を利用して、衣川へ続く道から外れていけばいい。
宇治川、一ノ谷、京都、そして屋島。
知っているはずの歴史を相手に、義経は自分の未来を選び直していく。
これは、未来を知る源義経と、
そう簡単には筋書きどおりにな
源平合戦の英雄。
一ノ谷、屋島、壇ノ浦で平家を破り――その後、兄・頼朝に追われ、最後は奥州衣川で死ぬ男である。
そんな結末は御免だ。
幸い、俺はその歴史を知っている。
ならば、義経が頼朝に警戒されるような力を持たなければいい。
土地を持たない。
恩賞を自分で配らない。
独自の勢力を作らない。
そして何より――平家を滅ぼしきらない。
平家がいる限り、頼朝には平家を討つための大将が要る。
ならば戦には勝つ。だが、勝ちすぎない。
知っている歴史を利用して、衣川へ続く道から外れていけばいい。
宇治川、一ノ谷、京都、そして屋島。
知っているはずの歴史を相手に、義経は自分の未来を選び直していく。
これは、未来を知る源義経と、
そう簡単には筋書きどおりにな
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