概要
一生怖がりながら、私といればいいです
分子生物学者・霧島瑶の研究室にやってきた博士課程学生、南雲灯。灯は、瑶のことを好きだと言う。
私はあなたに何も与えていない。何度そう説明しても、灯には通じない。通じないまま、そばにいる。そうして、瑶の立っている場所を、少しずつ揺らしていく。
――愛を信じられない女と、ただ傍にいることを選び続けた女の物語。
私はあなたに何も与えていない。何度そう説明しても、灯には通じない。通じないまま、そばにいる。そうして、瑶の立っている場所を、少しずつ揺らしていく。
――愛を信じられない女と、ただ傍にいることを選び続けた女の物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!愛を信じられない遥を愛し続けた灯の静かな覚悟と無償の愛
人に愛される力、人からの愛情に耐える力というのは、幼少期にどれだけ親に愛されるかで決まるのかもしれない。
本作を読みながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。
本作のヒロインである遥は無償の愛を信じない。いや、信じることが出来ないと言った方が正しい。
彼女が無償の愛を信じることが出来なくなった原因は、彼女の幼少期にある。
彼女が受け取る愛はいつだって条件付きだった。親は彼女の人格ではなく学業の成績の良し悪しで彼女の価値を測った。
その結果、遥は無償の愛を信じることができなくなってしまった。
そんな遥の側に本作のもう一人のヒロイン灯はずっと側に居続ける。
見返りを求めることなく、…続きを読む