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概要
私の取り柄は、魔力が多いことだけ。
ライラの天恵は「魔蔵」。誰よりも多くの魔力を蓄えられる、恵まれたはずの力だった。
けれど彼女は中級魔法が使えない。どれだけ練習しても、一度も。
二つ下の双子の弟妹は、あっさりとそれを越えていった。
十五歳で家を飛び出し、港町で行き倒れていたところを老人に拾われ、ライラは冒険者になった。難しい依頼は受けない。目立たない。期待されない。
ほどほどでいい。もう、あんな思いはしたくない。
そんな彼女に、新人の相棒がついた。
明るくて、まっすぐで、自分とは正反対の女の子だった。
——これは、何者にもなれなかった少女が、たった一人の友達を得るまでの話。
けれど彼女は中級魔法が使えない。どれだけ練習しても、一度も。
二つ下の双子の弟妹は、あっさりとそれを越えていった。
十五歳で家を飛び出し、港町で行き倒れていたところを老人に拾われ、ライラは冒険者になった。難しい依頼は受けない。目立たない。期待されない。
ほどほどでいい。もう、あんな思いはしたくない。
そんな彼女に、新人の相棒がついた。
明るくて、まっすぐで、自分とは正反対の女の子だった。
——これは、何者にもなれなかった少女が、たった一人の友達を得るまでの話。
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