概要
母の愛だけを信じていた。その愛が自分の命を削っているとも知らずに−–
「呪われた不吉な子」
そう蔑まれ、唯一自分を必要としてくれた母だけを信じて生きてきた王女リアナ。
政略結婚で「生贄」として嫁いだ先は、“死神公爵”と恐れられるジルクリフトの城だった。
そこで出会ったのは、母を待ち続ける少年ルカ。
母の帰る場所を脅かす存在としてルカに拒絶されるも、孤独を知るリアナは手を差し伸べることをやめない。
その純粋な優しさが少年の傷を癒やし、死神公爵の心も揺るがしていく。
「君の帰る場所は、ここだ」
彼はいつしか、リアナを二度と失わないように、彼女を傷つけるすべての存在へ牙を剥くようになる。
これは、母の愛だけを信じて生きてきた少女が、奪われていた力と本当の居場所を取り戻し、偽りではない家族の愛を知る物語。
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