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概要
俺が壁だ――そう信じて十八年。その壁を、本当に支えていたのは。
異世界の地方都市フェリシオン。冒険者パーティーの中でも、地味で不人気な役割とされる「タンク」。魔物の攻撃を一身に受け止め、仲間を守るその役目に、ガイルは十八年間、絶大な誇りを持ってきた。
「俺が壁だ!」
今日も体を張り、全身で攻撃を受け止める。被弾数は毎回パーティー内で断トツ。だがそれこそが、自分の生き様だと信じて疑わない。
戦士のヴァン、盗賊のロウ、魔法使いのミナ、ポーターのオーグ。長年連れ添った仲間たちは、それぞれの形でガイルと向き合ってきた。淡々と事実を告げる者、無邪気に憧れる者、多くを語らず見守る者。
だが、ある年の定期ランク審査で、ガイルは知らないところで、仲間たちに支えられていた事実を、偶然知ってしまう。
十八年、積み重ねてきたはずの自分の実力とは、一体何だっ
「俺が壁だ!」
今日も体を張り、全身で攻撃を受け止める。被弾数は毎回パーティー内で断トツ。だがそれこそが、自分の生き様だと信じて疑わない。
戦士のヴァン、盗賊のロウ、魔法使いのミナ、ポーターのオーグ。長年連れ添った仲間たちは、それぞれの形でガイルと向き合ってきた。淡々と事実を告げる者、無邪気に憧れる者、多くを語らず見守る者。
だが、ある年の定期ランク審査で、ガイルは知らないところで、仲間たちに支えられていた事実を、偶然知ってしまう。
十八年、積み重ねてきたはずの自分の実力とは、一体何だっ
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