概要
「単なる成り行きだ、馬鹿野郎」ーー二匹の鼠が悪党どもを引っ搔き回す。
御上への上納金を運び、都を目指して山道を進む上月藩の護送隊。
だが、その護送の裏には、仕組まれた筋書きがあった。
その行く手には、上納金を狙う武装集団
「命なんざいらねぇ、いるのは金だけだ」
さらに正体不明の妖が彼らに襲いかかる
そこへ偶然通りかかったのは、同心と盗人――二匹の鼠。
剣の腕は立つがぶっきらぼうな同心・阿茶屋竜之進と、何でも盗み出すちゃっかり者の少女・涼音だった。
「単なる成り行きだ。馬鹿野郎」
同心と盗人。
立場も気質も違う二人が、丁々発止しながらも、悪党どもの企みを砕いていく。
二人が挑むは、さらなる陰謀。
天をも巻き込む大博打。
「悪いけど、おいらに盗めないものはないよ」
山道を舞台に、二匹の鼠の危うくも痛快な冒険活劇が始まる。
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