概要
父の兵法を、最も深く学んだ者は――父ではない。
真田昌幸には、二人の息子がいた。弟は英雄になった。兄は、数えた。
旗を五度替えて生き延びた家で、真田信之は生涯、帳面をつけ続ける。俵の数、堰の水、日の値、そして誰にも言わないものの数を。
父を売り、弟と別れ、城を二度毀ち、二人の子に先立たれ、それでも家だけは畳ませなかった男の記録。
旗を五度替えて生き延びた家で、真田信之は生涯、帳面をつけ続ける。俵の数、堰の水、日の値、そして誰にも言わないものの数を。
父を売り、弟と別れ、城を二度毀ち、二人の子に先立たれ、それでも家だけは畳ませなかった男の記録。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?