概要
ぼっちで陰キャな彼女は捜査中に友達探しをする。
ところが、彼女が出会う女の子は、みんな殺人犯で……?
超能力少女、魔法の国のお姫様、天才科学者、デスゲームのプレイヤーX!
立ちはだかる異形の犯人たちに、新町はどう立ち向かう?!
往年の名作ドラマにオマージュを捧げる、
倫理観ゼロのなんちゃって特殊設定ミステリーが開幕!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!予想外の現在地 地図はいらない
作品紹介にもある通り、今作が古畑任三郎方式の筋書きであることは言うまでもありません。
犯行がはじめに明かされ、探偵が現れ、容疑者を追い詰める。
この点においては作者のミステリージャンルへの深い造詣も相俟って、ミステリーが紐解かれる歩みはもちろんのこと、軽快なコメディとしても会話劇が楽しめます。
極めつけに作品に確固たる個性を与えているのは、圧倒的なパロディの物量!
「ふれんどしっぷ計画」とは『平成ウルトラセブン』作中用語「フレンドシップ計画」そのままですし、各話タイトルは歴代仮面ライダー、主に劇場版からの引用です。
そしてパロディまみれた世界を歩く探偵は、時間どころか異世界まで引っ掻き回す!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「お察しします」って、言って欲しいなあ。
好きな作品が、別の作品の中に登場すると、なんだか嬉しいじゃないですか。
それが惜しみなく押し寄せてきます。むしろ「ほらほら、この作品好きだよね?」ってくらいの勢いで見せにきてくれます。
でもそれが不快じゃないのは、ただネタとして消化するのではなく、作品の武器としてきちんと調理されているからではないでしょうか。それに、作者さんのリスペクトも感じます。ちょっと、毒の利いてることろもありますが、それもまた愛でしょう。
某警部補のドラマのオマージュもクオリティが高く、ファンとしては思わず笑ってしまいました。もちろんただのコメディとしてのオマージュではなく、見事な倒叙ミステリーになっているのも見どころ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!夢と現実が反転する、新感覚クローズド・サークルミステリ
読んでいて一番面白かったのは、超能力を題材にしながら、本格ミステリとして成立させているところでした。
夢の中で殺すと現実でも死ぬという能力は強烈ですが、ルールがしっかり決まっているので「いわゆる何でもあり」にならず、密室殺人の謎にも納得感があります。
前半はシリアスなのに、新町古都子が登場してから一気に空気が変わるのも良かったです。
あの独特な会話には何度も笑わされました。
それでいて、終盤になると彼女の言動がちゃんと伏線になっていて、なるほどと思わされる場面も多かったです。
ラストも綺麗にまとまっていて、事件が解決しただけでは終わらない後味の悪さが、この作品らしくて印象に残りました。
最後…続きを読む