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概要
最上級の気品で踏み潰し、最上級の論理で逃がさない。
世界最大級の財閥・ヴァルハイト公爵家の令嬢ミトと、婚約者の若き論客ロウ。「世界の上流社会が自分たちに値するのか見極める」ため、側近カクとスケを伴い各国漫遊の旅に出た。鏡の国では空疎な王子を目利きと法理で公開断罪、名乗り一発「頭が高い!」で夜会は総平伏——だが旅が進むほど、絶対の印籠は少しずつ効かなくなっていく。人を"花"と数える黄金の国、名すら木片と一蹴する礼式の国、名前が意味を失う仮面の都。名も論理も通じぬ檻を、四人は泥まみれの実務でぶち壊していく。そして雪の大公が放った呪い——「お前の裁きこそ、ひと夏で溶ける氷よ」。その問いへの答えを探す旅の絶頂で、本国から凶報が届く。分家オズヴァルトの「紙の刃」が、動き出した。豪華絢爛×公開断罪の痛快ロマネスク。
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